2015年3月29日日曜日

楽しいキャンプもあと1日

栂池高原スキーキャンプ途中報告 その5

栂池高原スキーキャンプは4日目を向えました。これまで晴天に恵まれたキャンプでしたが本日は曇り時々雨の昨日までとは少し違う山の姿となりました。
本日は参加者にとって最後のスキーレッスンとなります。キャンプの集大成であるワッペンテスト(技術テスト)が行われました。このワッペンテストはテストといっても他のお友だちと競ったり優劣を評価するものではなく、一人ひとりが目標を持って楽しみの中にも学びと成長を促すために行っているものです。参加者はこのワッペンテストに向けてそれぞれの目標を立て練習を重ねてくるお友だちも多く、中にはワッペン進級を目指して小学校低学年の時より高校生のユースになるまで毎年参加してくれるお友だちもいます。

そんなテストを前に今日のテーマは「やりとげる」と言う事が朝の集いで確認されました。このキャンプの中ではたくさんのやりとげる事があります。それはスキーだけではなく生活の中ではお方付けをやりとげる、役割をやりとげる、お友だちとの遊びをやりとげる等日常生活に通じるやりとげるがあり、参加者はその一つ一つに意識して達成する事の大切さや喜びをキャンプを通じて学び少しずつ成長して行おく姿が短期間ではありますが見る事ができました。朝食後は何時もよりも早めに準備を済ませゲレンデへと出発しました。テストはグループ毎に順番で行われます。グループ毎に練習に望んでからテストにチャレンジしたい参加者や、ドキドキと緊張するテストをすぐにでも終わらせてから残る一日を楽しみながら滑りたい参加者のグループなどそれぞれの思惑で順序を決めて行われました。
思い通りの滑りが出来て喜ぶお友だちや、目標のタイムに届かないお友達、転んで涙するお友だち等さまざまなドラマが生まれましたが、全ての参加者に共通して精一杯の力を出し切ってやりとげる事が出来たと思います。この一生懸命にやりとげた記憶はきっと将来まで参加者の胸に残るかけがえの無い宝物となったと思います。夜のプログラムでは「いいね」をテーマに各グループで寸劇を行いその内容からいいねと思える事は何かクイズで答えるゲームを皆で楽しみました。
明日はとうとう最終日となります、思い出のたくさん詰まった栂池高原の地を離れ岐路えと着きます。残された時間を精一杯に使ってお友だちとの仲を深め、さらに楽しいキャンプになる様やりとげたいと思います。そして、ご家庭に帰る子どもたちが一回りも二回りも大きくなり輝いていられる様スタッフ一同サポートして行きたいと思います。
(栂池高原キャンプ 担当:佐久間 均)