2015年8月28日金曜日

ホームビジットプログラム②

横浜YMCA 地域交流事業「~HOME VISIT PROGRAM~」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流機会を設けています。
 8月22日は、研修員の方々が日本の家庭に訪問し、日本文化の素の部分に触れるホームビジットプログラムを実施いたしました。フィリピンの研修員15名(都市環境管理コース)、ブラジル(野生動物管理と漁業管理制度の研究)、ガイアナ(漁業コミュニティ開発計画)、アフガニスタン(生命ナノシステム科学研究)、インド(機械工学)の19名が12家庭に分かれて訪問し、受け入れ先のご家族と昼食を楽しみました。慣れない箸で教えてもらいながら昼食を食べ、ハンドブックを片手にご家族と日本語で会話を楽しむ様子も見受けられました。生活の様子から料理の味付けなど、鋭いところにまで、自国との違いを見つけ、発見もあったようです。
 日本での滞在期間中、観光地等に足は運ぶことはあっても日本の家庭を覗くという体験はなかなかできるものではないでしょう。リアルな日本の生活に触れ、文化への関心や興味も深いものになれば日本に住む私たちとしても嬉しい限りです。
ホストファミリーの方々には今回初めて受け入れてくださった家庭も多く、「家族が貴重な経験することができた楽しい時間でした。」「娘も言葉の壁を越え楽しんでいたようで視野も広がりました。」「もう少し時間があったら・・・」というような感想をいただきました。
受け入れ先としてボランティアに参加してくださったご家庭の皆様にはさまざまな工夫とホスピタリティあふれるおもてなし、そして私たちのプログラムをご理解いただきご協力いただきましたことを心より感謝申し上げます。
 このように、研修員の日本の家庭との交流、また反対に横浜在住の方々にも海外の研修員との触れ合いを通して視野を広げ、世界や他国を知って頂き、それぞれが友人となっていけるような機会を作っていきたいと思います。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)