2015年8月25日火曜日

成長を感じた9日間

富士山アドベンチャー9DAYSキャンプ 最終ブログ
◆7日目テーマ「今までの経験を活かす」
 6日目・7日目はミニキャンプを行いました。宿泊場所であるキャビンから離れて、建物も見えないような草原にテントを張りかまどを作り、じぶんたちの基地を作り2日間過ごしました。
 野外炊事、テント張り、話し合いを通したグループワークと、今までの6日間で積み上げてきたスキルをフルに使って、自分自身の力で生活する2日間でした。2日間のスケジュール、生活するためには何が必要か、どの順序で行うか、そのためには何が必要か、全て自分たちで考えて計画しました。
 1日目は悪天候に見舞われ、中々かまど作りや火起しができず苦労しました。ミニキャンプ2日目は、富士山もきれいにみえるほどの快晴で、日差しの中自分たちの考えたキャンプを実行しました。中にはかまどを上手く掘れなかったり、ご飯を食べるための火がつかず弱音を吐いてしまったりしたこともありました。いつもの明かりがある住み慣れたキャビンが恋しくなったりもしましたが、最後まであきらめず、サバイバル生活を見事終えることができました。
 大変な状況の中でも、最後までやり切れたのは仲間がいたから。きっと一人一人がそのことを改めて実感した2日間でした。
◆8日目テーマ「みんなでキャンプをつくりあげよう!」
 8日目は、みんながキャンプのプログラム作りを行い、自分たち自身でキャンプを作り上げようというテーマで行いました。普段はリーダーたちが野外炊事のメニューを決めたり、キャンプファイヤーのゲームを決めていましたが、今回はグループで話しあって企画・運営を行いました。
☆ファイナルパーティ
 メニューは焼きそば、ラーメン、うどん、パスタの4種類です。ミニキャンプの前にあみだくじでそれぞれのグループが作るメニューを決定し、材料、手順も話し合って決めました。しかも今回は麺から自分たちの手で作ることに挑戦しました。粉をこねて細く切り、ゆでて手作り麺の完成です。そこに味付けやトッピングを行い、オリジナルご飯の完成!
6年生のお友だち4人のおいのりでいただきますをしました。みんなで作ったご飯のおいしさは格別でした。ここまでの頑張りをお互いに称え、盛大にパーティーを行いました。麺作り班、調理班、火起こし班の役割分担もばっちりでした。
☆キャンプファイヤー
 夜はキャンプファイヤーを行いました。グループで5分以内でできるキャンプファイヤーのゲームを企画しました。ルール説明、前に立って見本を見せるなど初めての経験だったお友だちもいましたが、本番は力いっぱい大きな声を出して楽しんでいました。
また、今回の火の神様役は、最高学年である6年生の女の子3人が務めてくれました。普段は参加する側だったキャンプファイヤーが、今度は自分たちが作り上げる側の役になって、ドキドキしながらも自信につながったと思います。
◆9日目テーマ「自分たちの成長を認め合い、実感する」
 最終日は、今まで9日間の中で経験したこと、頑張ったことを台本(日記)にまとめ、ひとつの作品を完成させます。この9デイズキャンプという物語の中では、一人一人が出演者であり、一人一人が主演です。この作品を作り上げるには、仲間との協力が必要不可欠でした。9日間という長いキャンプ自体がチャレンジだったと思いますが、そのキャンプを乗り切った自分たち自身の健闘を称えあい、成長を実感します。
(アドベンチャー9DAYSキャンプ 斉藤 淳子)