2015年9月1日火曜日

相撲部屋を訪ねました

横浜YMCA 地域交流事業「Let’s visit a ‘sumo’ stable !相撲部屋訪問」地域交流プログラムのご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流機会を設けています。
 8月29日(土)に、モンゴル(空港建設運営維持管理計画)、チュニジア(沿岸水産資源の共同管理)フィリピンの研修員8(都市環境管理)、ブラジル2(ユネスコ計画による野生動物管理、バイオテクノロジー)、アフガニスタン(生命ナノシステム科学研究)、インド(機械工学)の14名が神奈川にある春日山部屋の朝稽古時間にお邪魔致しました。
 是非行きたいです。でも「相撲ってなんですか?」という研修員の方が結構いたので、「What is ‘SUMO’」の基本資料を数日前に事前に読んでおいてもらい、当日も新資料とともにロビーで英語ガイドからの説明を聞いて出発しました。
 「あなたの国は政府があっていいよね~っ」と他国の方に祖国の事情を話しながら嘆く方、また、日本に来たばかりの人や長期研修で滞在1年以上にもなる人もいて、それぞれのバックグラウンドの違いがありつつも参加者同士が行きの電車では会話に花を咲かせて盛り上がりながら向かいました。
部屋の稽古場に到着すると、いきなり稽古場から漏れる叫び声とぶつかる音、そして立ち上る湯気、飛び散る汗とともに真剣な眼差しで稽古に取り組む力士の姿に皆さんは目を丸くして見つめていました。
外国人力士はどれくらいいるの?塩や神棚の意味は?といった質問から相撲部屋の経済状況は?など込みいった質問もありましたがガイドが丁寧に取りついでくださり説明を致しました。
練習後は土俵の横まで下りさせていただいたり、力士の皆さんは気さくに質問や記念撮影に応じてくれて、日本語が少し話せる研修員は日本語で直接質問する研修員もいました。
 その後、床山さんの髪結いも見せて頂きましたが、皆さんにとっては鬢付け油も興味深く、いくつかの質問もとんでいたようです。
春日山部屋の方々には気軽に質問に応じて、親しみやすい雰囲気で受け止めてくださって感謝です。秋場所も頑張ってください。
今後もJICA横浜-YMCAデスクでは日本文化を感じながら実際に体験や交流ができる機会を作っていきたいと思っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)