2015年10月31日土曜日

お茶を点ててみました

横浜YMCA 地域交流事業「茶道Lets’ Enjoy Tea Ceremony」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
 10月26日(月)にイラク、東ティモール、ザンビア、トルコ、ケニア、フィリピン、モンゴル、(社会基盤整備における事業管理)インドネシア(海上保安実務者のための救難環境防災コース)の研修員が横浜国際センターで茶道を体験しました。
最初に講師が英語でお茶の歴史について写真などを使って紙芝居のように伝え、実際のお菓子の取り方や部屋の入り方を研修員代表者に実際やってもらってスタートしました。
前日が13夜だったこともあり、床の間に飾ってあるウサギや月が書かれた色紙や季節の花、サツマイモなどの説明をし、日本人が季節を感じながら、(昔は煙草をくすぶらせながら)お茶を楽しむという感覚の説明にうなずいている人もいました。
和室では正座用に足を支えるクッションを用意したものの、なかなか難しかった様子で、お辞儀の多いしきたりにも不思議がる方もいらっしゃいました。
また「グリーンティーに砂糖を入れないのはチャレンジでした。」という方など、慣れない文化体験で戸惑う方もいらっしゃいましたが、皆さんにとっては、ただお茶を飲むだけなく、文化や歴史の話し、そして実際に点てて出してみるような体験をして、日本文化と季節を感じる機会になったのではないでしょうか?
JICA横浜-YMCAデスクでは、研修員にきちんとしたプログラムから日本文化体験を通して、歴史も含めて日本理解を深めてもらえるような機会も作っていきたいと思っています。
(JICA横浜YMCAデスク 石川 義彦)