2015年11月27日金曜日

JICA CUP2015

横浜YMCA 地域交流事業「JICA CUP 2015」参加のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めていただくなど、相互交流機会を設けています。
 11月21日(土)に筑波の鹿島アントラーズアカデミーのグラウンドで行なわれた、JICA CUP 2015に参加しました。JICA CUPは年に1回、各JICAセンターからサッカーチームが参加して行なわれるもので、今年で29回目を迎えたそうです。横浜国際センターからは、南スーダン2(職業能力開発行政)、ウガンダ(職業能力開発行政)、アフガニスタン2(生命ナノシステム)、カンボジア(社会基盤整備における事業管理)、パキスタン(業能力開発行政)ケニア(社会基盤整備における事業管理)、バヌアツ(社会基盤整備における事業管理)、の9名と一般参加5名が一緒に筑波までバスで移動しました。
 日中は暑いくらいの好天に恵まれました。 行きのバスで行く途中に止まるPAも皆さんにとっては目新しかったようで、楽しんでいたようです。
到着してユニフォームに着替えたら、「あら、ボールがないと思ったら、お腹に隠してた??」というような選手がちらほら。試合では、「疲れたり、痛めたら交代するので、手をあげて教えてくださいね。」と伝えたら開始2分もしないうちに、「はいっ!」と手を上げてタッチラインまで来た研修員には、皆がベンチで転げ落ちたのはいうまでもありません。「実はサッカーは見るのは好きだけど、あまりやったことがないのですよ。」という研修員も、大きな声で応援し、それなりに楽しんでいたようです。各センターは3試合できるように組まれていましたが、途中には女性と子どもだけで行なうゲームもあり、皆が楽しめるよう工夫されていました。
横浜国際センターチームは初戦後に早くもぐったりした様子の人もいました。やはり他のJICAチームより年令層が高いこともあったのか、皆で交代しながら頑張りましたが、2連敗で気分も沈みがちな雰囲気でした。しかし、最後の試合は筑波センターに何とか勝つことができ応援者ともどもベンチでは一転して大騒ぎになりました。初めて会う人が同じチームで戦うという急造チームでしたが成果が出てよかったです。
結果、優勝はJICA本部でした。横浜国際センターは1勝2敗で6チーム中5位でしたが、優秀選手も1名選ばれ、秋晴れの晴天のもとで行なわれたスポーツをこのチームが一番楽しく満喫していたように思えました。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)

2015年11月24日火曜日

歴史から学ぶ横浜

横浜YMCA 地域交流事業 「マリンタワー・神奈川歴史博物館見学」ご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々の日本理解を深めるため、今回は11月19日午後に職業能力開発行政研修グループとして来日したJICA研修員10名(カンボジア、コンゴ、パキスタン、南スーダン、ウガンダ、ベトナム)とJICAスタッフ2名でマリンタワーと神奈川県立歴史博物館に行きました。
秋晴れの日差しがきらきらと輝くなか、横浜の街をバスは走ります。横浜の歴史、みなとみらいの特徴を聞きながら皆さんは興味深そうに車窓の景色を眺めています。日本の開国の際に、横浜の人々がどのように西洋文化を受け入れたかを説明しつつ、日本で二番目に高い建物である横浜ランドマークタワー、日本で一番大きな中華街を見ながら進みました。
マリンタワーでは記念写真の後に、高さ100メートルの展望室に上がりました。
 天候に恵まれたので360度素晴らしい横浜の景色を眼下に見渡すことが出来、研修員は写真を撮ったり、風景を眺めていました。特に紅葉が印象的だったようです。
再びバスに乗り込み、近くの神奈川県立歴史博物館に向かいました。博物館ではボランティアガイドの方が横浜の近現代の歴史について、展示をまわりながら説明してくださいましたので、英語に通訳して研修員の皆さんに伝えました。開国の際のペリーの肖像画、日本政府が造った大砲から始まり、関東大震災や戦時中の様子、その後の高度成長の時代までしっかりと学ぶことができました。加えて神奈川県各地に残る伝統的な風習や祭りの展示も興味深かったようです。
 明治維新のスタート地点となった歴史的に重要な意味をもつ横浜。その歴史を学ぶことは日本全体の近現代の歴史を学ぶことでもあります。JICA研修員の方々は説明をじっくり聞いた後は自由に博物館を見学し、来日直後のフレッシュな視線で秋の午後を満喫したようでした。
 今後ともこのようなプログラムを通して、JICA研修員皆さんと地域の方々と交流したり、日本の社会や文化を紹介したいと思っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 稲見 綾乃)

2015年11月19日木曜日

訪ねて、見て、きいて、感じること

横浜YMCA 地域交流事業「横浜YMCA 被災地訪問ツアー」参加のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めていただくなど、相互交流機会を設けています。
 11月14日~15日に、日系ブラジルの研修員3名(里山野生動物管理と里海の漁業管理制度、バイオテクノロジー、生物圏保存地域持続可能な開発)が横浜YMCA主催の被災地訪問ツアーに15人の市民と一緒にバスで宮城県・南三陸町と石巻市に行きました。
南三陸町では地域のオープンカフェや仮設住宅を訪ねて復興状況のお話を聞いたり、チューリップの球根を届けたり町を見学したりしました。
翌日の石巻市では大川小学校を尋ね、被災時の状況の話を伺いながら被災した学校を見ました。
また、大川中学校の跡地に野菜工場を建設し、水耕栽培の野菜を提供している「良葉東部」(イーハトーブ)を訪ね、実際の工場やソーラー設置の場所などの現場を見学しました。
 発芽から2~3週間でできるベビーリーフなどの生産工程を見学させてもらい、皆で試食させていただいた野菜は、とても柔らかく、復興への思いとともに、味わうことができました。
これらの野菜は、東京や横浜のホテルにも出荷されているそうです。
その後、被災後市民の情報交換や訪問客との交流を深めるために設立された「石巻復興まちづくり情報交流館」では館長のリチャード・ハルバーシュパットさんから被災から現在の状況について丁寧な説明を頂き見学しました。
震災後数年も経過しているとはいえ、研修員にとっては海外に伝わったニュースの情報だけでなく実際に現地を訪ねて、見て、聞いて、感じる海外に住む日系人ならではの想いもあったのかと思います。研修員は、「訪問した場所が好きで、貴重な経験に感謝です。」や「私にとってすべてが初めての経験でした。初めて日本の温泉と旅館の食事でしたし、傷ついた建物にはとても心を痛めました。 ニュースだけではなく人々がどのように地震と津波に対処したか実際知ることができました。私にとってとても豊かな経験になりました。」と目を潤ませながら大川小学校の話をしてくれたのは印象的でした。
JICA横浜-YMCAデスクでは今の日本について実際に体験して感じてもらえるような機会を作っていければと思います。
(JICA横浜ーYMCAデスク 石川 義彦)

2015年11月18日水曜日

いざ秋の鎌倉へ

横浜YMCA 地域交流事業 「鎌倉半日Kamakura Autumn Leaves Tour」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々の日本理解を深めるため、今回は11月15日に半日プログラムとして、鎌倉観光ツアーを実施しました。
 ミャンマー(機械工学)、メキシコ(資料デジタル化技術)、フィリピン(海上保安実務者の為の救難・環境防災コース)、トルコ、バヌアツ、(社会基盤整備における事業管理)の研修で来日した参加者5名と一般参加3名。スタッフから東京や横浜、鎌倉の位置関係や本日の3つのポイント(1.紅葉、2.武士政権、3.禅寺)を伝え、馬車道を歩きながら、みなとみらいの街について説明しつつJR桜木町駅へ向いました。そしてこの駅が日本で最初の鉄道の駅であるということや横浜開港の歴史に触れて鎌倉に向かいました。
 早朝にはかなりの雨が降っていたため心配だったのですが出発時には雨が止み、人の少ないうちに鎌倉をまわることができたのはラッキーでした。鎌倉は紅葉が始まっており、山の新鮮な空気と美しい景色に皆さんはとてもうれしそうした。
最初の目的地は北鎌倉駅前の円覚寺。典型的な鎌倉の地形である谷戸や立派な日本庭園を背景に鮮やかな紅葉が私たちを出迎えてくれました。若干の自由時間には写真撮影の時間も取ることができました。
スタッフによる更なる鎌倉についての説明の後、再び北鎌倉駅に戻り、鎌倉駅で江ノ電に乗り込みました。早朝大雨だったためか、普段では考えられないくらいすいていた日曜日の江ノ電。電車好きな男性たちは一番前の車両から運転の風景を見ることができましたし、周囲の鎌倉の住宅地も落ち着いて観察することができました。
長谷駅に到着後は再度地図で位置関係を確認し、鎌倉大仏に向かいました。この大仏については歴史的資料が少なくややミステリアスであるのですが2番目に大きな大仏であること、仏像の種類、与謝野晶子の句などについてお話しました。
その後、バスで鎌倉駅に向かい、参道の風景を楽しみながら鶴岡八幡宮まで歩きました。11月の半ばということもあって着物を着たかわいい七五三の子供達を見ることができました。また街道沿いの鎌倉彫のお店から民芸品についても学ぶことができました。最後の目的地である鎌倉幕府の中心となった鶴岡八幡宮では源頼朝と義経にまつわるストーリーを興味深そうに聞いてくださいました。今回は鶴岡八幡宮前で解散ということにし、スタッフと一緒にJICA横浜に戻りたい人は小町通りを通って電車で帰りました。
この後の時間も鎌倉を散策して、自分でJICAまで帰れるという方々についてはその場で解散しました。結果的には天候に恵まれ、楽しい日曜の午前の時間を美しい鎌倉の紅葉の中で過ごすことができました。今後ともこのような楽しいプログラムを通して、日本文化を理解していただくことができたらと思っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 稲見 綾乃)

2015年11月17日火曜日

国際フットサル交流

横浜YMCA 地域交流事業「Enjoy Futsal!」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
11月14日に、中スポーツセンターで、カンボジア、バヌアツ(社会基盤整理における事業管理)の研修員がe-Vo(国際ボランティアグループ)のサッカー好きを中心として集まった一般の参加者15名と一緒にフットサルで交流しました。中にはアメリカや日系ブラジルの方もいて、国際色豊かなフットサルになりました。“サッカー”は世界の共通語なのか、それぞれの国としてのサッカーの特徴はあれど、始まってしまえば国が違っても1選手として言葉は関係なく楽しくプレイすることができたようです。
運動不足の研修員には良いエクスサイズになったと同時に、「FIFAが世界にひろめてくれたから!?か、横浜でいろんな国の人が気持ちよく一緒に楽しみを分かち合えたのは、素晴らしいことでした」と翌日、筋肉痛の体をさすりながら語ってくれました。
JICA横浜-YMCAデスクでは今後もスポーツなどを通して横浜市民と楽しく交流できる機会も作っていきたいと思います。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)

2015年11月16日月曜日

寿司作りを体験しました

横浜YMCA 地域交流事業「寿司つくり体験SUSHI Making & Eating!」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
 11月12日にJICA横浜国際センターでモンゴル、ザンビア、フィリピン、トルコ、バヌアツ、東ティモール、フィジー、ケニア、(社会基盤整備における事業管理)。ブラジル2(里山野生動物管理と里海の漁業管理制度、バイオテクノロジー)、インドネシア(海上保安実務者のための救難・環境防炎)の研修員11人が参加し、お寿司作りに挑戦しました。当日はボランティアグループから6名参加いただき、衛生面に配慮いただきながら寿司飯など準備して頂き、作り方を丁寧に教えて頂きました。生魚は使わず、海苔を使ってカルフォルニアロールや細巻きを作りました。
中にはいろいろな具材を盛り沢山に入れすぎてあふれているものもありましたが、力加減やコツを聞いて、皆さんはだんだん上手に楽しく作ることができました。
作った後は、皆で「いただきます~!」と味噌汁と日本茶を一緒に頂ながら、おしゃべりタイム。最後は「ごちそうさまでした!」の発声とともに楽しいひと時となりました。沢山できた寿司はパックに入れて持って帰るほど残らず食べられて、「作ることは楽しかったし美味しかった。皆さん親しみやすく親切に教えてくれました。海苔があれば自国でもやってみたいです。」との感想がありました。
JICA横浜-YMCAデスクでは文化を学びながら料理などを実践し、様々なボランティアグループとも交流しながら体験できるプログラムを行なっていければと願っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)

2015年11月11日水曜日

おにぎりはピクニックの定番!?

横浜YMCA 地域交流事業「Soft Volleyball Festival」参加のご報告

 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
 11月8日に戸塚区踊り場地区センターで行なわれた、ソフトバレーボールフェスティバルにバヌアツ(社会基盤整備における事業管理)、ケニア(社会基盤整備における事業管理)    の研修員が参加致しました。
 「今日は寒いから傘をささないと風邪ひきますよ」と言っても、「小雨だから大丈夫」と、短パンで傘もささずに元気に駅に向かうバヌアツの研修員。地下鉄のホームまで下っていく階段に「どこまで下っていくの?」「快速はどうやって乗るの」と不安げなケニアの研修員。しかし乗れば時間通りにスムーズに流れる地下鉄に満足げな表情でした。
 駅名の確認や日本の交通事情についての話をしながら地区センターに到着しました。 
 フェスティバル参加の皆さんには温かく迎えて頂き、国紹介などした後、グループに混ざって参加しました。皆さんがルールやチームを親切に教えてくださり、気さくに話しかけて迎えてくださったので楽しく過ごせました。
 チームは予選グループで負けてしまいましたが、気持ちよく体が動かせ、コミュニティ活動を体験できてよかったです。
 試合後は予定外でしたがグループの方々に、お昼のおにぎりパーティーによばれて、研修員は「おにぎりは日本風ピクニックの定番ですね!?」とファミリーのように迎えていただいた方々に感謝をしつつ大変感激していました。
 イベント参加の皆様や昼食に招いて下さった方々ありがとうございました。踊り場地区の方々にもケニアやバヌアツの国を知っていただく機会になり、身近な国際交流となったのではないでしょうか?
 これからもこのように、コミュニティに入って地元の皆さんと交流したりする機会も作っていければと願っています。

(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)