2015年1月29日木曜日

いじめのない社会を目指して

横浜YMCAは「PINK SHIRT DAY」の取り組みを行っています

「いじめ撲滅」までの道のりは簡単ではないのかもしれません。しかし社会全体がいじめに対して高い意識を持ち、いじめの被害者と加害者と加害者以外の立場にいる人が「傍観者」とならないことが、いじめられている子どもを救うことになる・・・と私たちは考えます。公正で平和な世界の実現を目指すために、私たちはその第一歩を踏み出します。これをきっかけに、いじめについて一緒に考えてみませんか?

「PINK SHIRT DAY」とは?
世界的いじめ反対運動です。2007年、カナダの学校で、ピンクのシャツを着た子どもが、ゲイといわれいじめられました。それを知った、仲間が50枚のピンクシャツを調達し翌日みんなで学校に着ていった。驚くことに50名以外のメール等で知った仲間も、ピンクの消しゴムや、ピンク色のモノつけてきた。それが高じていじめがなくなりました。そこからカナダ全土、世界で「いじめ」られている子どもに連帯し「いじめ」をなくそうとピンクシャツディが2月最終水曜に行われます。 今年は2月25日(水)がピンクシャツディです。

厚木YMCA スイミングクラスメンバー 金子 暖くんのお母様から以下のようなメッセージを頂きましたので、ご紹介いたします。

保育園からずっと厚木YMCAでお世話になっています(現在小3です)。先日、体操とスイミングのクラスで、ピンクシャツデーのリーフレットを受け取りました。親子でいじめについて考える機会をいただき、子どもながらにしっかりとした意見を持っていることを知りました。ピンクシャツデー当日を迎え、親子でピンクシャツに袖を通しました。午後のスイミングクラスにも、このシャツを着て出かける予定です。

以下は神奈川県内の各YMCAでの2月25日の様子です。
横浜中央YMCA・健康教育部のスタッフ
 横浜中央YMCA・英語学校のスタッフ
横浜YMCA学院専門学校のスタッフと生徒のみなさん
横浜北YMCAのスタッフのみなさん
  横浜北YMCAの体操クラスのみなさん
 横浜北YMCAのトライアングルクラスのみなさん
湘南とつかYMCAのプールでの様子
藤沢YMCAのスタッフのみなさん
横須賀YMCAでは子どもたちにお話しをしました
川崎YMCAに掲示されたみんなの想い
川崎YMCAのスタッフのみなさん
厚木YMCAのみなさん
金沢八景YMCA・学童クラブのみなさん 
金沢八景YMCAのスタッフのみなさん
YMCA山手台センターではプールの指導者がピンクのキャップをかぶりました
YMCA山手台学童クラブのみなさん
YMCA三浦ふれあいの村のスタッフのみなさん
YMCA三浦ふれあいの村で研修中のユースリーダーのみなさん
YMCAを支えてくださいます横浜つづきワイズメンズクラブのみなさん
横浜YMCAが受託運営する菊名小学校キッズクラブのスタッフのみなさん
横浜YMCAが受託運営する子育て支援拠点『のんびりんこ』のスタッフのみなさん
YMCAとつか保育園の保育士のみなさん
YMCAいずみ保育園のみなさん
YMCAいずみ保育園の栄養士のみなさん
YMCAつるみ保育園のみなさん
YMCAオベリン保育園のみなさん
YMCA山手台保育園・アルクの保育士のみなさん
YMCA山手台保育園・アルクのみなさん 
YMCAマナ保育園の園児のみなさん  
YMCA保育園(13園)の園長先生が一同に会しました
横浜YMCA・本部事務局のみなさん
 
そして全国のYMCAの仲間からもあたたかい写真が届きました。
富士山YMCAを利用していたYMCA東山荘(日本YMCA同盟)のみなさん
YMCAせとうちの太田さん
盛岡YMCAのみなさん
名古屋YMCAからも力強い写真が届きました
在日韓国YMCA(東京)の田付さん
福岡YMCAのみなさん
とちぎYMCAのみなさん
 
他にもたくさんの写真やメッセージを寄せていただきました。ピンクシャツディは、終わりではありません。スタートラインに立ちあがると宣言したのです。号砲はなりました。今、この瞬間もいじめにあい苦しむ子どもたちに寄り添う事を始める第一歩がピンクシャツディです。
(横浜YMCA:本部事務局 佐久間 均)

2015年1月10日土曜日

総主事コラム プログ 2015年1月

「時の節目」

時はすぐすぎていく 風のように光のように その速い時の中を 生きぬいている

時は かこのことを見せない あとをのこした物しか 見せない
(小4 田中 禎通)
新年明けましておめでとうございます。
 常日頃からよく知っている方々と「良いお年を」と挨拶を交わし、数日しかたっていないのに、新年の挨拶をすると新鮮な気持ちになる。
 この改まった雰囲気を感じる年末年始は、日常から離れ、心を休め家族と共に過ごす大事な時であり、「時の節目」として一年を省み新たな思いで再スタートする時なのだ。
小学4年生のすばらしい詩だが、まさしく「時は、すぐすぎていく」。新年に描いた夢や願い、思いも風のように光のように過ぎていく。忘れないようにするためには、一年に一度の「時の節目」だけでなく日々の中に「時の節目」を持つことが大切な気がする。「時は、過去を見せない、あとを残した物しか見せない」のだから。
 旧約聖書の天地創造の物語では、暗闇があり、最初に光を創造し闇を夜とされ、光を昼としたとある。時が生まれた瞬間だ。開けない朝はないというように、いつでも夜明けは、新た気持ちになり希望を与えられる。これも時の節目なのだ。6日間で天地創造がされ、最初に光が生まれ夜明けだったが、最後は、第7日を安息の日として一週間が完成したとある。そう思うと週末も年末年始のように家族や自分のために安らぎの時間をつくり、新たな思いで次の一週間に再スタートする大切な「時の節目」なのだと思う。
 新たな日々大切に生あることに感謝し時を刻みたい。

(横浜YMCA総主事 田口 努)