2016年2月25日木曜日

「いじめのない世界をつくろう」

横浜YMCA 2016ピンクシャツデーの取り組み
 2016年2月24日(水) 横浜YMCAは全てのYMCAでピンクシャツデーに取り組みました。
多くの子どもたちが「人の気持ち」を考えるきっかけになり、大人たちはこれからの社会を変えていくために…「いじめ撲滅」までの道のりは簡単ではないのかもしれません。しかし社会全体がいじめに対して高い意識を持ち、いじめの被害者と加害者と加害者以外の立場にいる人が「傍観者」とならないことが、いじめられている子どもを救うことになる・・・と私たちは考えます。
 2月24日(水)に横浜YMCAの各ブランチではピンクのシャツや小物を身に着けて「いじめのない世界をつくろう」と訴えました。24日(水)21:00現在で109枚の写真がアップされました。
 金沢八景YMCA学童クラブでは、低学年と高学年に分かれて様々なワークに取り組んでいました。また、鶴見中央YMCAでは戦争といじめを考える時間になりました。多くの皆さんが「いじめ」について考え、自分のこととして考えた1日になりました。
 その他にも、地域交流事業の受託運営を行っている独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の方々にもこの取り組みに賛同頂き撮影にご協力いただきました。
バヌアツ、ミャンマー、ミクロネシア、パプアニューギニアの研修員と共に、「いじめのない世界をつくろう」と言う思いを共有する事ができました。
 公正で平和な世界の実現を目指すために国は違っても多くの想いがひとつとなって向うことを願っています。
 多くの皆さんが「いじめ」について考え、自分のこととして考えた1日になりました。

(横浜北YMCA 山中奈子・JICA横浜-YMCAデスク 石川義彦)

2016年2月24日水曜日

ハートフルなイベントを楽しみました

横浜YMCA 地域交流事業 「One Act Day YMCAチャリティーイベント」参加のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々の日本理解を深めるため、地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流の機会を設けています。
2月21日にYMCA ACTで行われたチャリティーイベント「One Act Day」にJICA横浜のミャンマー(電子工学)の研修員がボランティアとして参加しました。
東日本大震災復興支援、国際地域協力募金、台湾震災募金の目的で行われたこのイベントですが、研修員にとっては震災復興支援への想いに加え、特に横浜YMCAが毎年ミャンマー地域医療・公衆衛生活動(ミャンマーボランティアの旅)を行っていて、この日も、実際ミャンマーに行かれた歯科医や看護師の方々などとも多く会えたことや、本人自身がバンコクでミャンマー洪水の復興支援募金活動に参加したこともあってか、このイベントに、より関心が湧いていたのではないかと思われます。
イベントでは世界の国々を紹介して、そこで感じた愛をメッセージに残した「LOVE WORLD」を担当し、ミャンマーの紹介はもちろん、研修員自身もイベントを楽しんでいろいろなものを食べたり買ったり、演奏を聴いたりして夕方の片付けまで、皆と一緒に参加しました。
参加後には「フレンドリーでハートフルな皆さんと楽しめたし、社会の為のイベントに参加することができ、とても良いイベントでした。今度ミャンマーとバンコクYMCAにも行ってみようかと思います。」との感想を頂きました。
今後も研修員には実際のコミュニティーに入って市民と共に活動・体験・交流できるような機会を作っていければと思います。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)

2016年2月23日火曜日

ここからがスタートです!

横浜YMCAリーダー研修会のご報告②

2015年度の横浜YMCAリーダー研修会(YLET)が無事に2日目を早天礼拝を持って迎えることができました。
 1日目のアラジンリーダーによる基調講演を始め『対・人‐人が与える影響』について触れていき、2日目にはそのことを踏まえて実際に何か行動に移していくことを目標に横浜YMCAのリーダーとして考えていく時間となりました。各YMCAで動くことももちろん根底にはあるが、横浜YMCAのリーダーとして横浜YMCAとして行動に移していくことをメインにディスカッションをしていきました。
 そのあとは各グループの発表の時間がありましたが、1日目よりも各グループの味が出ており、とてもユニークな意見が多くありました。そして、そこには少しずつグループが慣れていったのかリーダーたちに『笑顔』が生まれていました。今すぐにでも動き始められるものもあったようにもじました。

また。YMCA全体の取り組みとして『ピンクシャツデー』というカナダで起こったいじめ反対運動の1つです。例年YLETでは、『ピンクシャツデー』の取り組みを継続して行っています。2日目はピンクのシャツや小物などを身につけてそのような内容に触れていく、考えていく機会を持っています。

各グループの発表後は閉村式を始めて、閉会礼拝や実行委員長の言葉でYLETを締めくくることができました。
 今回のYLETはここからがある意味スタートとなります。研修会のための研修会ではなく、次に何かの行動に移していくことが今回の最終的なゴールです。

これからさらなるリーダーの活躍を楽しみにしていますし、今回の研修会で多くのリーダーが集い、素晴らしい施設で研修会ができたこと、それに伴い様々なご協力をしてくださったみなさまに感謝いたします。また、社会人リーダー(Y-3)やスタッフの方など顔を出していただき、本当に嬉しく思います。是非、今後もリーダーたちのことを想いながら温かく見守り、応援やサポートをしてください。
(湘南とつかYMCA ウエルネス 勝見祐貴)

2016年2月22日月曜日

リーダーの熱い思いを

横浜YMCAリーダー研修会のご報告
 2015年度の横浜YMCAリーダー研修会(YLET)が三浦ふれあいの村で行われています(2016年2月21日~22日)。健康教育部、学童保育、国際、三浦のリーダー・スタッフ総勢64名が「対・人-人が与える影響-」というテーマの元、熱く語り合っております。
 現小学校教諭で元川崎YMCAリーダーの徳永剛さん(アラジンリーダー)から、自らのリーダー経験そして、現在先生としての関わりから人が与える影響について講話をいただきました。リーダーは、意識・無意識にかかわらず、良い影響もそうでない影響も与えている。だからこそ、相手理解に努め、自らの技術を高め、情熱を持って活動をしてほしいというメッセージをいただきました。そして、その熱い気持ちを多くのチャンスが広がっているYMCAという舞台で大いに活躍をしてほしいとリーダーに伝えてくださいました。
アラジンリーダーのメッセージを元に、自分たちがどのような影響を人に与えているか、それが連鎖し、社会にどのように影響を与えているのかという話し合いの時を持ちました。元々はスポーツ指導、学童保育を目的にYMCAの扉をたたき、仲間になったはずが、知らず知らずと自分たちの活動自体が多くの影響を与え、社会に微力ながら貢献していることに気づくリーダーたちの顔は真剣そのもので、それぞれのプログラムを担うリーダーではなく、YMCAのリーダーとして何ができるのかという考えに!!
 ここからが本当の勝負です!その熱い想いを想いだけで終わることなく、なにか行動に移していくことを目標に2日目臨みたいと思います。
夜は、キャンドルファイヤー!しっかり頭を使った後、身体を使い、みんなで盛り上がりました。仲も深まり、絆も強くなってきました。横浜YMCAリーダーとして、さらに活動を発展させていきましょう!
今年度は、社会人リーダー(Y-3)やスタッフなど多くの方がユースリーダーの活躍の様子を見に駆けつけてくれています!!見に来られない方も遠くから激励の気持ちを送ってください!

(厚木YMCA 永田一誠)

2016年2月17日水曜日

YOISHO! YOISHO! と餅つき体験

横浜YMCA 地域交流事業 「Rice-Cake Making with Japanese Families親子餅つき」参加のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々の日本理解を深めるため、地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流の機会を設けています。
2月13日にYMCA東かながわ保育園で行われた親子餅つきの会にJICA海外研修員から
バヌアツ、ミクロネシア、ザンビア、東ティモール(ジェンダーの視点から見た漁村開発)の4名の研修員と餅つきガイドボランティアと一緒に参加しました。
始まる前に、お餅と杵と臼の説明をし、つき方の見本を見せた後、研修員自身がそれぞれやってみました。まず、杵を臼にねじり押込みながら、もち米をつぶしていき、その後「よいしょ、YOISHO!」と掛け声をかけながら、餅つきが始まりました。保育園児とお父さんの微笑ましい餅つきも見ながら、上手に水をつけながら捏ねる研修員の姿もあり、母国では野球をやっていてスラッガー並みのパワー溢れる研修員の活躍もあってか予定より早く食べられる状態になったようです。
キッチンスタッフの協力も大きく、ついた後は皆で揃って、ちぎって丸めたお餅を、きな粉、海苔醤油、あんこの3種類の味で堪能しました。
大福餅を見たことがある研修員は「イチゴを入れるのかと思いました。」「きな粉が美味しいです」といっていましたが、柔らかいつきたてのお餅を食べるのは初めての経験で、おかわりをしている人もいました。
帰り道は、にこにこしながら肩を回し「いや~、よいエクセサイズになりましたね。筋肉痛になるかもね。」などといいながらその日の午後は秋葉原に向かったようです。
 後日、研修員から「特に柔らかいお餅を海苔と醤油で食べるのは興味深くとても美味しかったです。」「私は母国では、家族と一緒にご飯を食べる機会がほとんどでしたが、今日、家族の他に働いている人やボランティアと一緒に食事を準備する非常に新しい方法を学びました。日本の伝統的な食べのものの準備(餅つき)に参加させていただきありがとうございました。」「1歳と5歳の子どもを国に残してきたので、とても多くの子どもたちに会えた事がうれしかったです。私は自分たちの家族だけでなく、大きなコミュニティの中の一部としての子どもたちが学び、地域が発展することを願っていますので。」との感想がありました。初めての餅つきを楽しく経験できたようです。
このようにJICA横浜-YMCAデスクでは、市民と交流しながら、日本文化も体験できる機会を行っていきたいと思います。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)

2016年2月16日火曜日

一緒にボールを蹴って交流を

横浜YMCA 地域交流事業「Enjoy Futsal!フットサル交流」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
 2月11日に、中スポーツセンターで、e-Vo(国際ボランティアグループ)企画で一般の参加者14名と一緒にミャンマー(電子工学)がフットサルで交流しました。ミャンマーの研修員はナショナルチームのユニフォームで登場して自己紹介をし、「着ているからって当然代表選手ではないですよ」と、ほのぼのした笑顔で話すことで緊張もほぐれて、その後も楽しくプレイできたようです。今回は参加研修員が少なかったですが中には在日のアメリカ人やブラジルの方もいて、なんとか国際色がでた試合になり、様々な方が交われるようにチーム編成もばらばらにして行いました。
参加研修員にとってはスポーツセンターも日本の施設として見学の対象であったようでコインロッカーや給水機、ごみの分別に関しても興味を示し質問していました。
研修員が少ない時期になりましたが、サッカーを通して世界との距離が縮まるような交流は、是非続けていきたいですし、このようにJICA横浜-YMCAデスクでは今後も様々なスポーツやスポーツチームを通して市民と楽しく交流できる機会も作っていきます。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)

ONE WORLD ONE LOVE ONE HEART

2015年度・横浜YMCA会員大会のご報告

横浜YMCAでは、会員相互の親睦・交流・学びの機会として、また横浜YMCAでの活動の場・ボランティアとして参加できる機会等の紹介、そして世界に目を向け、国際、多文化共生、人権、平和などについて考える機会として、2月11日(木)に、湘南とつかYMCAを会場にして、「横浜YMCA会員大会」を開催しました。
今回は、ONE WORLD  ONE LOVE  ONE HEART ~みんな集まろう!平和を願って ~をテーマに、483名の会員やそのご家族が会場である湘南とつかYMCAに来場いただきました。講演や交流、ユース、ボランティアの発表、紹介、保育園によるランチ提供、蓄音機コンサート、そして同時開催として、子どものための平和と国際を身近に感じるイベント「ピースフォーラム」等が行われ、世代を問わず会員が交流し、楽しみ、学び、平和を願う気持ちを一つにした大会となりました。
オープニングは10時。受付ロビーには、ワイズメンズクラブ、鎌倉車いすと共に歩む会、横浜YMCA対人地雷をなくす会のボランティア団体の紹介や、タイ・パヤオクラフト紹介及び販売、アンジュのパン、YMCA三浦ふれあいの村からの野菜販売、北YMCAからのコーヒー販売、さらに、基調講演者の高橋美香さん撮影の「パレスチナの日常」写真展が行われました。
 
 
 
 
基調講演の高橋美香さんからは、「パレスチナに生きる人々」をテーマにスライド上映しながらお話しいただき、平和について改めて考える時となりました。パレスチナの現状を細かく説明してくださる言葉一つ一つに驚きと、悲しさがあふれてきました。同じ人間として本当に低く扱われ、簡単に命を取られる。私たちの知らないパレスチナの今、現在を少しでも知ることができ、良い学びの機会でした。今、日本で暮らしている自分と、あまりにも違う世界の話だったのですが、よくわかりました。人として、毎日変わらない暮らし、あたりまえのように働き、小さくても希望のある暮らし、家族が助け合っていく暮らしが、小さいけれど「平和」というものかと思いました。など、たくさんの感想をいただきました。
 
また、広島ピースキャンプ報告、平和の絵本紹介、留学生による国の紹介とゲーム、地球市民ワークショップ、ブラインドサッカー体験、積み木やカロムなど様々な平和と国際を感じることができるプログラムが展開されていました。昼食時には、YMCA保育園出店のカレーライス、豚汁、やきそばが大好評。「100年前の蓄音機コンサート」が行われ、優しい音色に包まれていました。
ユースの発表は、国際プログラムに参加したユースリーダーやスタッフ、そして全国リーダー研修会の参加者から、素直な思い、言葉を聞くことができました。若い力、魅力、将来性を存分に発揮できるようにYMCAの基盤を見直す必要性を感じさせられました。
 
ボランティア発表では、YMCAで行われている「うたごえ広場」の紹介と実演!とっても盛り上がりました!また、大久保規矩夫さんより実体験に基づく平和のメッセージは、続きをもっと聞きたい、興味深かったという感想がありました。そして、クロージングセレモニーでの「ゴスペル」は、みんなが一つになった素晴らしい時間でした。
 
 
 
横浜YMCA会員大会は、子どもから大人まで、どなたも参加でき、横浜YMCAがわかるフェスティバルです。YMCAの活動について知ってもらえる絶好の機会として、また、平和を願う方たちが集まって、共感しあえる時として大切にしていきたいと思います。
(横浜YMCA会員大会 事務局 加藤 誠)