2016年4月12日火曜日

平和へのキックオフ

横浜YMCA 地域交流事業「Enjoy Futsal!フットサル交流」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
 4月9日に、中スポーツセンターで、e-Vo(国際ボランティアグループ)を中心とした一般の参加者11名とモザンビーク(政策メディア研究)、キューバ(Internet of Things)、ブラジル(Internet of Things)、アフガニスタン(ナノシステム科学研究)」の研修員がフットサルで交流しました。
 世界ではフットボールが原因で国同士の紛争が起きたり、紛争終結に向ったり、平和へのイベントであったりと多くの人々に影響を与えるほど、世界に浸透しているスポーツとして広く愛され、皆が親しめるスポーツなのでしょう。各国の方がすぐ打ち解けて楽しむことができました。
最初に、女性参加者がいたのでローカルルールとして「女性がシュートした際GKは手を使ったらPKになります。」などを確認し、他は試合時間とコートのラインの確認の後、チームわけをして開始しました。あえて皆がばらばらになるよう、途中で数回チームわけをして、いろんな方とチームになるようにして交流しました。
今回もアフリカの方はゴールへの執念が強く、ブラジルの方はテクニック豊かに、ボールを相手の頭上を越してかわしたりなどと国民性が良く垣間見れました。気持ちよく汗を流したら、最後は記念に皆でパチリと写真撮影です。相手のプレイを褒めたり、仲良く握手をして終了です。
参加研修員からは「私(モザンビーク)の住んでいる町の人は皆がボールを蹴ります。今回はフットサルに加えて、他の人との出会いと友情を作るための素晴らしい機会となりました。私はとても幸せだったし、次の試合のために、できるだけ早く再会できることを願っています。」との感想がありました。
国の枠を超えて相手を尊重し、すぐに仲良くなれる良い機会となったようです。
 今後もスポーツ通して、平和の礎となるべく、人々が自然と近くなる機会を作っていければと思います。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)