2016年5月9日月曜日

避難所での生活環境整備や介護班として取り組んだ第3次派遣スタッフ

熊本地震緊急支援活動報告Vol.9
 横浜YMCAは、4月30日から5月6日の連休中も継続してスタッフを派遣し、支援活動を続けています。第3次スタッフとして野澤スタッフ(YMCAあつぎ保育園ホサナ園長)と松尾スタッフ(ライフサポートセンター鶴見)が派遣され、避難所生活が3週目を迎えようとする中で、主に益城町総合体育館の避難所において、生活環境を整えていくための支援を中心に活動しました。主に、避難所内の環境整備のための土足厳禁の実施、近隣の幼稚園や学校の再開に向けて移動してくる避難者の対応、要介護者への入浴介助、熱中症対策、感染症対策、避難者へのダンボールベッドの提供、ボランティアの調整とまとめなどを担いました。

 主に介護班の役割を担った松尾スタッフは、「主に高齢者の介護、入浴介助を担当しましたが、保健師会との連携により、衛生備品の調達や感染症対策、啓発などの取り組みが進みました。避難所や避難者から求められるニーズが変化していく中で、それぞれの専門職との連携より早い解決に向かうことになっています」と報告しました。
 避難所の環境整備やボランティアの調整を担った野澤スタッフは、「片付けが終わり、避難所を退所する方も見られました。空いたスペースを次の避難者のために確保することやその周りで生活する方々の狭いスペースを広げ提供するなどの避難所のレイアウト変更に取り組みました。熊本YMCAのスタッフとともに、そして、全国のYMCAとともに、自分たちにできることを進めていきたいと思います」と話しました。

5月6日からは、寺内スタッフ(横浜YMCAスポーツ専門学校)、神田橋スタッフ(東かながわ学童クラブ)の2名が派遣されています。
 5月3日から5日には、阿蘇地区において、横浜YMCAからのユースリーダー3名が福岡、北九州、神戸のユースリーダーとともにワークキャンプに参加しました。YMCAを支えるワイズメンズクラブを含めた100名を超える全国YMCA関係者による支援活動が行われました。
 5月10日からは、長期派遣スタッフとして、東日本大震災復興支援活動に携った小林スタッフ(本部事務局)を1カ月間、阿蘇キャンプ場に派遣します。
(横浜YMCA 広報センター 池田直子)