2016年5月10日火曜日

最先端の科学に触れて

横浜YMCA 地域交流事業「Miraikan & Beach Walk日本科学未来館とお台場」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
4月30日(土)にカンボジア(生命理工学研究)、ナイジェリア(電気電子工学)、セネガル(政策メディア研究)、モザンビーク2(政策メディア研究)、ケニア(電気電子工学)、チュニジア(漁業コミュニティ計画)、アフガニスタン2(生命ナノシステム科学研究)、9名の研修員とボランティアで日本科学未来館に行きました。
 行きのバス内では自己紹介の後、移動中のバスの外を見ながらガイドから、みなとみらいや、川崎、お台場の話を聞いているうちに間もなくしてお台場に着きました。
未来館では超伝導実験や宇宙、細胞など生命、医療、ロボット、情報システム、地震など地球のことなど科学が我々とつながっていく未来について、現在の最先端の情報に触れることができ、驚きを隠せない様子でした。各自の研究や生活とあまりにもかけ離れていてびっくりしている人や自分の研究に近い内容の人もいたりして、それぞれ思い思いに楽しんだようでした。
未来館を出た後は、お台場海浜公園に行き、ビーチサイドを散策しましたが人工的とはいえ、緑や海を見ることでホッと落ち着いた様子の研修員もみられました。レインボーブリッジや自由の女神をバックに写真を撮ったり、いろんな人と話しながら歩いたりして、リラックスできた様子でした。研修員からは「地元では自然が多い所に住んでいることもあって、やはり自然の中の方が落ちつくし、リフレッシュできました。(アフガニスタン研修員)」との感想もありました。
後日研修員からは「科学未来館では最先端の日本の科学や技術を知ることが出来ました。アンドロイドが身近にあることにも驚かされ日本の技術と科学の進歩が期待すべき将来について学ぶことができ満足しました。」「雑誌の中の話でなく、本物のアンドロイド人間の創造や人間に似た動きをするロボットを見てびっくりしました。」などの感想がありました。
帰りのバス内では皆さんの感想などを順番に話してもらいましたが「研修期間は普段バラバラに住んでいるので、ナイジェリアと違ってなかなか話をする人が周りにいない環境ですが、今日は楽しかったです。」など、長期研修している悩みなども話されてる方もいました。
プログラム自体もアットホームな雰囲気で皆がなじめるよう配慮しています。今後も良い意味で感動する施設見学や自然を訪ねる機会を作っていければと思っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)