2016年6月20日月曜日

ホームタウンのJチームを応援

横浜YMCA 地域交流事業「Soccer Stadium tour Y.S.C.Cと交流」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流機会を設けています。
 6月12日にサモア(船舶安全)、フィリピン(船舶安全)、アフガニスタン(生命ナノシステム研究)
の研修員で三ツ沢球技場に行き、開港記念試合でもあるY.S.C.C(VS栃木SC)の試合を訪ねました。J3リーグに所属するY.S.C.CチームはJICA横浜国際センターがある、同じ横浜市中区がホームタウンのチームです。
 梅雨のわずかな合間にのぞく日差しに照らされた緑深い三ツ沢公園の中を歩いていくと、突然コンクリートの壁がそそり立つ球技場に出会い、笑顔のスタッフの方々に迎えて頂きました。
まずはスタジアムツアーの開始です。本日はベンチ入りしない21番と30番の選手が一緒に周ってくれました。一般の人は、なかなか入れないグラウンドレベルは、暑さの割に風が流れていました。コーチ?になりきってベンチに座ってみる研修員。一緒に写真を撮ってくれた選手には「ありがとう。だけど次はベンチ入りできるよう頑張ってね」と激励。マッサージ室を横目で見ながらグラウンドに出て、ぐるっと一周。選手の気分で手を振る人もいました。雲が晴れて強い日差しを受けて緑に映えるグラウンドは綺麗に整えられていました。
最後はショップ、屋台を通ってスタンドに上って終了。40分くらいのコースで、ロッカールームなどは準備で使用中でしたので見学できませんでしたがなかなか入れないところを見せて頂き感謝です。
その後、ラマダン中以外の研修員は競技場内のお店でランチボックスを買って、スタンドで休憩。昼には暑いくらいの強い日差しとなりました。試合時間が迫るとスタンドも徐々に盛り上がりをみせ、それぞれのサポーターから太鼓と共に応援の歌が聞こえてきました。
席にはJリーグの村井チェアマンも見かけ、リーグ女子マネージャーの佐藤美希さんがトークと ボールを投げて盛り上げてくれました。栃木からチームバスを借り上げて応援ツアーを組んで来ただけある黄色いサポーター軍団は、ホームチームを圧倒するほどの元気良さ。Y.S.C.Cは中盤のパスはつながってもゴールに向かう、という所では今一つ。健闘むなしく、0-1で負けてしまいましたが、まだまだチームも若く、これからの可能性を感じました。
 試合後はご招待いただいたスタッフの方々にお礼を言って一緒に写真をとりました。
帰りに、公園内に戦後にできた慰霊塔があると知った皆は是非寄ってみたいとのことでしたので、行ってみました。慰霊塔は戦後犠牲者の御霊を安置するものであるとのことでしたが、左の塔 は、先の大戦ではらった大きな犠牲と破壊を表し、右の塔は、将来にむかって発展と恒久平和を念じる塔で、横浜市が積極的に国際交流活動を展開し、相互理解を深め、世界の平和と 発展に貢献していきたいと思いでつくられているという説明を読んで、「今の我々の気持ちだな・・・」と、納得して皆で写真をとりました。
参加者は日本人サッカー選手の名前を誰も知らないくらいの研修員でしたので、初めてスタンドで観るだけでも感激でしたが、グラウンドに入って選手とも出会えて貴重な経験になりました。
Y.S.C.Cは様々な地域スポーツを行っている団体で、ホームタウンがJIC横浜と同じ区でもありますので今後も何か交流ができればと思います。まずはチームの強化を!!FOLZA Y.S.C.C!
(JICA-YMCAデスク 石川 義彦)