2016年12月5日月曜日

震災後5年8ヶ月が過ぎて・・・・

東北訪問ツアーのご報告
11月19日~20日に、3.11の震災後 5年8か月が過ぎた今、震災があった地の「今」を実際に視て、関係者の方々から生の話を伺い、今後の復興支援及び自分達の関わる地域での減災にもいかせるようにとのことで、保育関係者、学童関係者、JICA横浜研修員(ブラジル2)の19名で、東北訪問ツアーとして宮城県沿岸部を訪ねました。
まず、11月より三陸自動車道が仙台から南三陸まで繋がった高速道路で、南三陸町に行き、復興に向けて活気のある「さんさん商店街」で昼食をとり、現在盛り土に囲まれた防災センターを視察しました。
その後、石巻市行き、大川小学校では震災の遺族でもあり、現在、大川小訴訟の原告として訴訟中でもある2名の保護者の方々に、当時の話と時計が止まったままの現在の大川小学校内を案内していただき、震災当時と現在の話を伺いました。
翌日は名取市市民活動センターで、震災時に閖上地区で園児53名全員とともに避難することができた、当時の閖上保育所の所長であった方に当時の話を伺い、その後、「閖上さいかい市場」で地元産の昼食を各自取りました。 午後は閖上地区に行き、遺族でもある語り部の方から復興が遅れる現地を案内していただきながらお話を伺いました。
それぞれ、お話頂いた方からは、様々な思いの中に、マスコミや行政へのストレスを感じながらも、少しでも今後に活かしていかなければならないという強い思いが感じられるお話でした。
参加者にとっては、実際に見て、聞いて、感じたものを大切にしながら、各自が今後に活かしていけるよう願っています。
横浜YMCAでは、「3.11を忘れない」という思いを持ち続け、引き続き、東日本大震災後の復興支援を行っていくと同時に、自分たちが関わる地域での防減災へも繋がる働きを担っていきたいと思っています。
(本部事務局 石川 義彦)