2016年12月28日水曜日

山手のイルミネーションとクリスマス・イブ

横浜YMCA 地域交流事業「Christmas Eve Worship & Illumination 」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流機会を設けています。
12月24日に、アルゼンチン(日系継承教育:教師養成)、インド(機械工学博士課程)、ブラジルの研修員6(日系継承教育:教師養成、家畜感染症及び人獣共通感染症の診断予防、医用材料と再生医療)の8名で横浜山手地区に行きました。
 出発前に、明治からの居留地であった山手と西洋館の説明を聞いた後、みなとみらいのクリスマス・イルミネーションとすごい人混みを通り抜けて、みなとみらい線に乗って元町中華街駅に向かいました。駅を出てアメリカ山公園にでると、突然まばゆいばかりのイルミネーションに囲まれました。タワーやベイブリッジも見える中、イルミネーションの中に囲まれて皆でしばし撮影大会。
外国人墓地を横切ってしばらく歩くと、西洋館と様々なイルミネーションに出会い、元町公園を過ぎて住宅地にある教会に到着しました。プロテスタント系の英語の教会では温かく迎えていただきましたがクリスマス礼拝がほぼ終わる時間だったので、日系の方々のご希望もあり、近くの少し後の時間から始まるカソリック系のミサにも行ってみることとしました。少し歩くと、門を過ぎたところにイエス生誕の様子の人形が飾ってあり、その先の大きな会場であるイブのミサ会場に到着しました。途中までの参加でしたが、こちらは日本語のミサだったので日系研修員の方々には分かりやすかったかと思います。
後日研修員からは「イルミネーションはとてもきれいで、皆と歩いてとても楽しかったです。キャロルも初めて体験しました。アルゼンチンではクリスマスは家族で集まってごちそうを食べて過ごし、0時になったらシードル(リンゴ酒)で乾杯して花火をあげたり、見学したりします。賑やかなクリスマス・イブです。今回は多くのカップルに出会ったので日本ではカップルで楽しむ日というイメージが強いのかなと感じました。」との感想があり、祖国の家族で過ごすクリスマスに思いを馳せながら、離れて過ごすみなとみらいでのイブの人並みに驚きつつ、日本でのクリスマスの雰囲気と文化の違いを感じ、楽しむことができたようです。ブラジルでも70%がカトリック信者で、やはり真夜中のミサの後夜中までパーティーをすることが多いそうです。
帰りはそのようにそれぞれの国のクリスマスの話をしながら、イルミネーションをみつつ日本のクリスマス夜を感じながら帰りました。
今後も様々な機会に、文化の違いを感じながら日本体験ができるような機会を作っていきたいと思っています。
(JICA-横浜YMCAデスク 石川 義彦)