2016年11月28日月曜日

世界が身近に感じた国紹介と交流会

横浜YMCA地域交流事業「Give a talk about your country (母国について語ろう)プログラム」実施のご報告
  横浜YMCA では、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 11月20日にトルコ、アフガニスタン(社会基盤整備における事業管理)の研修員2名がNPO法人横浜こどものひろばのご家族のみなさん8家族31人をお招きし、JICA横浜にて自分たちの国についての講演をしました。
 研修員たちはこのプログラムの為に、忙しい研修の合間をぬって何日も前から資料作りに取り組んでいました。
最初はトルコの研修員が話をしました。国の名前を知っている人は多かったのですが行ったことのある人はおらず、みんな興味津々の様子で話を聴いていました。次々とスクリーンに映し出されるトルコの美しい街並みや歴史的建物、工芸品、料理など初めて目にする映像も多く、参加者たちは驚きの声を上げていました。トルコ人の性格や研修員の家族の話では、トルコ人は家族の絆がとても強く、日本での研修の話を毎日、自分の奥さんや子どもたちだけでなく両親、兄弟家族といった親族みんなに報告しているエピソードを披露しました。
研修員がトルコの子どもたちの遊びを説明すると、日本でも馴染みのある“けんけん”や“ビー玉遊び”があることを知った子どもたちは喜んでいました。日本のアニメ「キャプテン翼」が大人気だと話すと「えー僕も知ってるよ!」嬉しそうに身を乗り出して研修員に子どもたちが声をかける姿も見られました。その他にも親日的なトルコでは日本の車や腕時計もとても人気があり、盆栽はプレゼントに喜ばれるという話には大人たちも驚いていました。
続いてアフガニスタンの研修員が話をしました。日本の大学で2年間勉強した経験があり、その時から勉強をしている日本語で資料をすべて作り、話の方も出来る限り日本語で頑張りました。
 アフガニスタンについて初めて話を聴く子どもたちもいましたが、美しい景色の映像や研修員の家族、現地の学校の話にみな引き込まれていきました。田舎の地域では学校の校舎がなく、簡易のテントや屋外で授業を行っていると研修員が説明すると、子どもから「雨の日にはどうしますか」と質問が上がりました。テントが無ければお休みになると答えると、日本とは異なる学校の事情に驚いていましたが、同世代の子どもたちの生活に興味を持った様子でした。
講演の最後には保護者からトルコとアフガニスタンの電力事情について質問がありました。停電などのトラブルはほとんどなく、日本の電力事情とあまり変わらないというトルコとは対照的に、アフガニスタンでは冬場には1日おきのように停電が起き、田舎の地域では電気も通っていないところも多いという事でした。アフガニスタンの研修員は停電で不便な事ももちろんあるが親族みんなで助け合い、子どもの世話をしているので問題はないと答えていました。
最後に研修員がアフガニスタンにも折り紙遊びがあり、“ネコ”の折り方を紹介しました。早速子どもたちが挑戦してみることに。途中までは日本の“やっこさん”と折り方が同じで、みな慣れた手つきで折り進めていきました。最後に研修員が3つのパーツをつなげてネコを作ると子どもたちから歓声が上がりました。遠く離れた国の子どもたちの遊びに日本との共通点を見つけ、嬉しそうに折り紙を持って帰る姿が見られました。 講演会の最後に研修員は子どもたち一人ずつへサプライズのプレゼントを用意していました。最初自分たちの話がきちんと伝わるか不安そうだった研修員たちも、参加者の笑顔を見られて安心した様子でした。
講演会の後はカフェテリアでみんな一緒にいろいろと話をしながら昼食をとりました。昼食後は体育館で子どもたちお待ちかねの運動タイムとなりました。食事後全員がそろうと大人も子どもも参加しての大ドッチボール大会が始まりました。研修員たちもルールを聞いて両チームに分かれて加わりました。すぐにとコツをつかんだ研修員はボールを上手にキャッチし、相手チームにボールを当てていくと子どもたちから歓声が上がりました。大人も子どもも本気で汗を流し大盛り上がりとなりました。その後大縄跳びにも参加した研修員は、自分も子どものころに遊んだことがあると懐かしそうに話していました。遊びの合間には子どもたちが言葉は通じなくても身振り手振りで研修員に手遊びを教えて、一緒に遊ぶ姿が見られました。研修員たちは子どもたちがとても社交的で、積極的にコミュニケーションをとろうとしてくれることを喜んでいました。まるで我が家に帰ったように温かい気持ちになれてとても幸せだと話していました。
プログラムに参加した保護者からは研修員たちの家族との絆や家族の時間を大切にする話に感動したと感想を頂きました。日本のように電気もおもちゃも有り余る環境で子育てをしていると、家族で一緒にいるようでそれぞれが別の方向に心が向いていることが多いことに気づかされた。家族の絆について改めて考えるよい機会となったとおっしゃる方もいました。
 YMCAではこれからも地域の方々と研修員との交流の場を設けて、お互いの文化にふれあう機会を作っていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 野田真由美)

2016年11月25日金曜日

JICA CUP 2016

横浜YMCA地域交流事業「Soccer Event “JICA CUP 2016”(サッカーイベントJICA CUP 2016)」実施のご報告

横浜YMCA では、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 11月12日にカメルーン、アルジェリア(漁業コミュニティ開発計画)、ナミビア、タンザニア、マダガスカル、ガーナ、コンゴ、コートジボアール2(港湾物流効率化:アフリカ地域)、エチオピア2(ABE2014・第1バッチ上智大学、建設機械整備及び建設施工技術)、トルコ(社会基盤における事業管理)、アフガニスタン4(社会基盤整備における事業管理、PEACE・2014農学・横浜市立大学生命ナノシステム科学研究所、2016・農学・横浜市立大学生命ナノシステム科学研究所)の16名と一般参加の10人と一緒に茨城県の鹿島アントラーズアカデミーセンターで開催されたJICA CUP 2016に参加しました。JICA CUP ではJICA 東京、JICAつくばの研修員チームなど6チームが参加し、優勝杯を目指して熱いゲームを繰り広げました。
 JICA横浜は短期・長期の海外研修員とサッカー経験者の一般参加で構成されました。試合前日にテニスコートを利用して練習をする研修員たちもいて、即席で作ったとは思えないくらい熱い気持ちがチーム全体にみなぎっていました。
試合会場へはJICA横浜チームが一番遠く、バスで2時間以上掛けて会場に着くとすぐに第1試合の時間となりました。 会場ではハプニング続出で、荷物を開けると右のスパイクばかりを持ってきたという研修員がいたり、グランドを走るとスパイクの底の部分が剥がれてしまう研修員がいたりと、一時はどうなることかと心配しましたが、同じサイズのシューズを研修員が交代で履いて乗り切りました。
6チームが3試合ずつ試合を行い、順位を争いました。研修員たちはみな早く試合に出たくてうずうずしていましたが、監督は各個人の希望や意見も含め、全員を出場させながら勝利を目指す出場メンバーを選ぶのに苦労しました。各チーム午前中に2試合を行いましたが横浜チームは0-1、0-1と惜しくも2連敗を期してしまい、勝ちを目指す研修員たちが試合後にお互いの動きについて熱く議論する姿も見られました。しかし、昼食をはさんで休憩するといつも通りの明るい笑顔が戻り、午後からのラストゲームに気持ちを切り替えて頑張ろうと声を掛け合っていました。
午後の試合の前に、鹿島アントラーズのコーチ、スタッフの皆さんがレクリエーションタイムとして参加者全員でできるサッカー教室を開いて下さいました。午前中はライバルとして試合をしていた他のJICA研修員と一緒にグループを作ってパスの練習をしたり、ミニゲームをしたりして交流を深めました。たとえ遊びだとわかっていても、ボールを持って走り始めると次第に研修員たちの表情は真剣になり、ゴールを決めて大喜びする姿が見られました。
レクリエーションタイム終了後には鹿島アントラーズのコーチから「遊びでも決して手を抜かずに本気で取り組み、楽しむ皆さんの姿勢に感動しました。我々日本人が見習うべきところです。」と感想を頂きました。
レクリエーションの後はラストゲームの5位6位決定戦となりました。横浜チームの1勝への思いは強く、試合に参加するメンバーはもちろんのこと、応援する研修員たちもみな立ち上がって大きな声で声援を送り、一緒に戦いました。試合は2-0で、横浜チームは初勝利を手にすることが出来ました。試合終了後、研修員たちの興奮はしばらくおさまらず、「YO・KO・HAMA! YO・KO・HAMA!」のコールが鳴りやみませんでした。
JICA CUP に参加したアフガニスタンの長期研修員は、長年会えていなかった東京やつくばで研修している友人に会えて嬉しかったと話していました。長く祖国を離れ、日本で頑張る研修員たちにとっては他のJICAにいる友人とも交流ができ、好きなスポーツをすることで、よいリフレッシュになったようです。
研修員たちは、横浜チームの一員として参加した一般の参加者ともすっかり意気投合し、試合終了後には肩を組んで互いの健闘を称えあっていました。
今回のJICA CUP では国籍・文化・言葉・年齢が異なる人々がサッカーを通じて仲良くなり、一緒に汗を流し、勝っても負けてもお互いを称えあう姿があちらこちらで見られました。改めてフットボールの素晴らしさを感じることのできるプログラムとなりました。
YMCAではこれからも地域の人々との交流を深め、様々な体験ができる機会をつくっていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 野田真由美、石川義彦)

2016年11月24日木曜日

みなとみらいで交流会

横浜YMCA 地域交流事業「Cultural exchange party 多文化交流会」実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 11月11日に(社)みなとみらい21が中心となって企画された、多文化交流会に、トルコ2(社会基盤整備における事業管理)、ミャンマー(電気・電子工学)、インド(機械工学)、インドネシア(機械・製造工学)、ブラジル(医用材料と再生医療)、アフガニスタン3(建設機械整備及び建設施工技術、生命ナノシステム研究)、9人の研修員が参加し、かもめスクール参加された方などと交流会を持ちました。
今回は「JICA横浜で世界と出会う!多文化交流会&国際協力・多文化共生を学ぶ」という講座の前半を教室でJICAの働きや国際協力の講義をきいたあと、3階レストランで研修員との交流会をもつというものでした。
最初は緊張されていた日本人参加者もアルコールがすすむにつれ、気さくな研修員の雰囲気でなごやかに進み、遅れてきた研修員もスムーズに自己紹介をして加わることができ楽しい交流会となりました。一般参加者は余り多くはいませんでしたが、和気藹々として、アットホームな雰囲気で行うことが出来、研修員からも「普段は研修スケジュールが詰まっていてなかなか一般の方と交流する機会がないので、このような会はまた参加したいです。」などとの感想がありました。
YMCAデスクでは今後も気軽に市民と交流できるような機会をつくっていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 石川 義彦)

2016年11月22日火曜日

横浜YMCAアクアティックリーダー交流会

横浜YMCA:アクアティックリーダー交流会実施報告
 本日11月20日(日)16:30~19:30湘南とつかYMCAで横浜YMCAのアクアティックリーダーが総勢約30名集まり、交流の場を持ちました。
普段各YMCAのアクアティックプログラムで活躍をしているリーダーが集い、プールを活用してアクアティックリーダーらしい交流会となりました。
始めに・・・ホールで開会礼拝の時間を持ちました、その後はプールに移動をして交流会スタート。
最初の競技は障害物リレーをしました。障害物を避けながら、チームで励まし合いながら行なうことができました。
次は、案内の時からメインであった『ウォーターボール』リレー、普段なかなかできないので、大盛り上がりでした。
その後は、6人全員で6分に一番近いチームが勝ちであるバタ足リレー。チームで調整をしながら協力をすることができました。最後は・・・アクアティックでも重要な命を守る『浮いてまて選手権』を実施しました。さすが、アクアティックのリーダー、ほとんどのリーダーがずっと浮いていることができたので、最後は難しく立ち泳ぎに切り替えました。
プールでの交流会が終えたら・・・ホールで軽食をしながら振り返りや改めて多くのリーダー同士の交流の時を持ちました。はじめましてのリーダーが多い中、共に笑い合ったり、助け合ったりできて大盛り上がりした交流会でした。また、次集まる機会があった際は本日来たリーダーたちが引っ張っていってほしいと願っています。また、それぞれのYMCAにてリーダーたちが活躍することをスタッフ一同心より願っています。
(厚木YMCA 健康教育部 田中 誠也 湘南とつかYMCA ウエルネス 勝見 祐貴)

2016年11月17日木曜日

わび、さびを感じて

横浜YMCA地域交流事業「Enjoy Tea Ceremony(茶道を楽しもう)」実施のご報告
 横浜YMCA では、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 11月10日にネパール1、ガーナ1、トルコ3、アフガニスタン1(社会基盤整備における事業管理)、ブラジル5(集団・音楽リハビリプログラム、個別短期:拮抗性Bacillus属細菌の検出・分離、集団・ソーシャルビジネスと日系団体運営管理)の11名と茶道ボランティアで茶道体験プログラムを行いました。
 当日になって参加希望を出した研修員もいて定員を超えるほどとなり、皆の日本文化への関心の高さが伺えました。中でもトルコ出身の女性研修員は日本滞在中に購入した浴衣を持ち込み着つけてもらい、和装でプログラムに参加するほど気合が入っていました。
お茶会が始まる前に研修員たちは茶道の歴史やお茶菓子・抹茶の頂き方について簡単な説明を聞き、その後、本日の会のリーダーを決めました。この時も手を挙げてリーダーに立候補する研修員が何人もいて、皆の積極的な姿勢が見られました。リーダーが決まると続いて誕生日順に席順を決め、お茶会が始まりました。
最初に床の間・茶道具の拝見の仕方を習いました。初めての複雑な動きに戸惑う研修員もいましたが、リーダーを先頭に参加者たちは真剣な表情で練習しそれぞれの席へと着きました。1つ目のお菓子が運ばれてくるとさらに皆の表情が緊張から引き締まりましたが、取り方を忘れてしまって手順を間違う研修員へは他の研修員が小さな声で教えてあげるなどしてスムーズにお菓子を回していきました。初めての和菓子、お抹茶は研修員たちにも好評で、みなで美味しく頂きました。特にこしあんのお饅頭は甘さも程よく、食感も良いとほとんどの研修員が完食していました。
 全員で主菓子と1杯目のお抹茶を頂いた後は二手に分かれて、お抹茶体験をしました。
研修員たちは順番に簡易の着物や法被を身に着けてお茶を点てる役、お菓子・お茶を運ぶ役、お客役を体験しました。日系のブラジル研修員たちの中には以前に着物の着方を習ったことのある人やお茶の体験をしたことのある人もいて、講師が驚くほど手順の飲み込みが早く、美しい身のこなしでお茶を点てていました。
自分の点てたお抹茶が美味しく出来たかどうか心配そうに見つめる研修員に、お客役の研修員が美味しいと頷くとお互いの顔に笑顔が広がり、和やかな雰囲気の中、お抹茶体験は進みました。
お茶会の終わりのころには「お辞儀の数が多く何故何度もお辞儀するのか理由がわからない」と話す研修員に講師が説明する前に、それぞれのお辞儀の意味を教えてあげられるほど理解している研修員もいました。
会に参加した研修員はお抹茶の手順は複雑で、なかなか一回では覚えきれないけれど、お茶を点てたり飲んだりするとそれだけでとても落ち着いた気持ちになれて良かったと感想を述べていました。
国籍も研修内容も異なる研修員たちが集い、共に時間を過ごせた“一期一会”に感謝しつつお茶会はお開きとなりました。
YMCAプログラムではこれからも様々な体験を通して日本文化を学ぶ機会をつくっていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 野田真由美、石川義彦)

2016年11月15日火曜日

良い天気に恵まれました

横浜YMCA 賛助会活動「児童養護施設バザーボランティア参加」実施のご報告
 横浜YMCA賛助会は、横浜YMCAの活動目的に賛同し、YMCAの活動を経済的、社会的に支援することを目的とした法人による組織です。賛助会へ参加することで、横浜YMCAの行っている様々な地域貢献、国際協力活動への支援になるだけではなく、社員の方々の社会貢献活動への参画の機会を得ることができます。現在神奈川県を中心に約50社の法人が加盟しています。賛助会では、幹事会を定例で開催し、障がい児支援のためや児童養護施設の子どもたちの支援を中心に積極的に行っています。
 11月13日秋晴れの中、児童養護施設で行われたバザーに、賛助会の企業である川本工業㈱、日新㈱、タカナシ乳業㈱、富士倉庫㈱の社員ボランティアの方々が朝早くの打ち合わせ・準備から1日参加しました。
イベントは盛りだくさんで雑貨や古着販売の他、様々な種類の食べ物の屋台やゲームコーナー、お茶席やマッサージまであり、たくさんの来場者がきれまなく、来場していました。
賛助会のボランティアは最後までいることができなかった方もいますが、ゲームコーナー、ポップコーン、雑貨販売、受付案内に分かれて担当し、普段の仕事とは全く違う、快晴の下での販売を、それぞれ楽しみながら参加しました。
このバザーイベントは毎年恒例で、多くの関係者、近隣の方々が参加され、実施しているようです。参加した賛助会ボランティアからは「以前のイベントときに覚えてくれたのか、子どもからフルネームで呼ばれびっくりし、かわいかったです」「いろいろ食べ過ぎちゃうな~。以前より来場者が多いようでよかったです」などの感想がありました。施設からは、「今後も近隣方々やボランティアさんのご協力で盛り上げていきたい。 昨年よりも売り上げが良かったのではないしょうか。」とのことでした。尚、バザー全体の純益は今後の施設の運営費として用いられるとのことです。
 今後もYMCA賛助会は社会の課題に目を向け、ポジティブなネットワークを生かして社会貢献活動への参画を行っていきます。
(横浜YMCA賛助会事務局 石川義彦)

楽しいランチで熊本復興応援を!

横浜YMCA 第3回 熊本復興応援チャリティーランチのご報告
2016年11月14日(月)、横浜中央YMCA内カフェテリア エピキュアでは、九州地方のご当地メニューを取り入れた第3回目の“復興応援チャリティーランチ” が開催され、復興を願うたくさんの方が足を運んでくださいました。
この日のメニューは、佐賀県のご当地メニュー「シシリアンライス」と、熊本名物で地元の学校給食でも定番のメニュー「タイピーエン(太平燕)スープ」と「白身魚のフライ」、星やハート型など様々な形の「フライドポテト」と「生野菜」、「お茶プリン」と飲み物が付いた、税込700円の復興応援セットメニューです。
今回の「シシリアンライス」のお米は、取り組みの趣旨に賛同してくださった”宇賀神米店さん”からご提供いただきました。また、「白身魚のフライ」は “ユーシーシーフーズ株式会社さん”から、そして、「フライドポテト」やお弁当用の食材を、“株式会社 野口食品さん(鶴見区)” からご提供いただきました。
五目ちらし弁当 450円(ささみ竜田揚げ、煮物付)
牛肉コロッケ弁当 450円(カニ風味揚げ、煮物付)

ランチを食べに来てくださったお客様からは、「これだけ色々付いて700円とはサービスがいいですね。また次回も来たい気分にさせられます」「美味しくて、募金ができるなんてうれしいですね」と嬉しいお言葉を掛けていただき、本当にありがとうございました。
今回のチャリティーランチで15,212円の募金が集められ、熊本の復興に役立てられます。
第4回目のチャリティーランチは、12月14日(水)。
年末に向かってお忙しい時期かと思いますが、皆様のご来店を心よりお待ちしております!
(横浜中央YMCA チャリティーランチ チーム常盤)

2016年11月14日月曜日

家族と田んぼ活動

横浜YMCA 地域交流事業 「田んぼ活動(脱穀)~Rice Threshing~」プログラム実施のご報告 
横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流機会を設けています。
11月5日に、戸塚区舞岡公園内で行われた、YMCAとつか保育園の親子プログラムの田んぼ活動“脱穀”に、トルコ(社会基盤整備における事業管理)ブラジル2(家畜感染症及び人獣共通感染症の診断予防技術)、(医用材料と再生医療)の3名の研修員が参加し、15家族の参加者や保育士の方々と一緒に作業し交流しました。
研修員は事前に一年間の田んぼ作業工程と脱穀の情報を得て参加しました。舞岡公園では、日本の原風景である里山の雰囲気や古民家が気に入ったようで、花や案山子との写真を取りながら歩きました。
稲をふるいにかけて、こしていく地味な作業も保育士や保護者と話をしながら、楽しく作業ができました。機械の使い方も指導員に教わって、みよう見まねで作業に取り組みました。そして最後の片付けまで一緒に参加し27キロほど収穫することができました。
研修員にとってはとても珍しい田んぼ作業に楽しく触れることができ、保護者や保育士と話したり、日本の家族と交流することができました。研修員からは「白いお米はみますが、その前にお米がこのようになっていて、このような経緯で収穫されるのを初めて知って体験することができて良かったです。」や「楽しく作業に参加できて満足しました。日本の子どもはかわいいです。」との感想をいただきました。
今後も様々な機会に出向き文化体験及び横浜市民との交流ができることを願っています。
(JICA横浜-YMCAデスク 石川 義彦)

横浜ポートサイドを散策しました。

横浜YMCA地域交流事業「Yokohama Sea Bass Tour(横浜シーバスツアー)」実施のご報告
 横浜YMCA では、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 11月5日にガーナ1、トルコ2、アフガニスタン1(社会基盤における事業管理)スリランカ1、マレーシア3(海上保安事務者のための救難・環境防災コース)、インド1(FREIENDSHIP慶応2016博士課程)、ミャンマー1(電気・電子工学博士)、インドネシア1(機械・製造工学博士)の11名で横浜中華街から山下公園周辺を散策した後、シーバスでみなとみらいまで戻る横浜シーバスツアーを行いました。ツアーに参加した研修員たちはすでに中華街へは何度か出かけているが、マリンタワーに上ったりシーバスに乗ったりするのは初めてなので楽しみだと話していました。
桜木町より電車に乗り石川町へ。改札口を出るとすぐに中華街に10基建つ門の1つの西陽門が現れました。中華街に建つこれらの門が風水に基づいて設置されていて、四方から中華街へ入ろうとする邪気をはね返し、良いエネルギーが外へ出ていかないように町全体を守っていることを初めて知った研修員たちは、なぜ中華街に門がたくさん建っているのかやっと理由が分かったと話していました。
中華街では通り沿いに立ち並ぶ店を色々と見て回りました。日本ではよく知られているトリコロールカラーの理髪店のサインポールも研修員たちは初めて目にしたらしく、何の店なのかわかりませんでした。ところがただ一人マレーシアの研修員だけは正しい答えを知っていて、他の研修員が驚く場面も。マレーシアでも同じサインポールが理髪店の看板に使われているそうです。
その後関帝廟を訪れて色鮮やかな寺院内部や門を見学しました。しばらく大きな通りを歩いていましたが脇道に入ってみることに。最初に現れたのはたばこ店で、それぞれの国では何歳から喫煙できるのかが話題となりました。ほとんどの研修員たちの国では18歳から成人とみなされ喫煙が可能なのに対し、日本は20歳からだと知ると驚いていました。店舗の隣に設置されている自動販売機から煙草を購入するためには事前に年齢等の個人情報を登録したIDカードを発行してもらう必要があると知ると、手続きは面倒だけど未成年を守るためには素晴らしいシステムだと研修員たちからは好評でした。
 また通り沿いの料理店の店先に吊るしてあるチャーシューや北京ダックを初めて見た研修員たちは興味津々の様子で写真を撮っていました。手作りの肉まんを調理・販売している店では店頭の調理場で肉まんを作る店員さんの手際の良さに目が釘付けとなり、しばらくその場から動けない研修員もいました。
和もの雑貨を扱う店では自由時間を作って少し店内を見て回りました。初めて目にする招き猫やだるまを手に取って熱心に眺める様子も。特に目の描かれていないだるまにびっくりしたようで、なぜ目がないのかと質問が上がりました。願い事があるときに片方の目を先に描き入れ願いが叶えば両目を描き入れる縁起ものだと理由を聞いてさらにびっくりしていました。
 中華街の後は研修員お待ちかねのマリンタワーへ上りました。下から見ていたより展望フロアに上ってみると想像していたより高くて怖がる研修員もいましたが、富士山もくっきりと見え上空からの美しい眺めを楽しんでいました。当日は30階で結婚式が行われていたので29階のみの見学となりましたが、結婚式の知らせをみたインドの研修員はその時間の短さに驚いていました。インドでは結婚式は一般的に3日間続けて行うらしく、2時間足らずで終了するなんて信じられないと話していました。他の研修員は3日間も続くインド式結婚式のほうに驚いていました。
 展望フロアではJICAの建物を探したり、地上までのぞくことが出来るシースルーのグラスに座って写真を撮ったりとそれぞれ思い思いに上空90mからの景色を楽しんでいました。
マリンタワーを見学後は地上に戻り、シーバス乗船までの時間を山下公園で過ごしました。あたたかな日差しのもと、芝生に寝転んだりバラ園を見て回ったりと研修員たちはリラックスした様子で海辺の公園を楽しんでいました。長期研修員の一人は毎朝1時間かけて山下公園までウォーキングに来ているそうで、海辺に沿って公園が続き緑も多くあって毎日来ても飽きないと話していました。
シーバスも天候に恵まれ、みなデッキに出て海からの眺めを楽しんでいました。アフガニスタンとトルコの研修員は船内で隣り合わせた日本人家族に自分たちの知っている日本語で話しかけ、家族の写真を見せて積極的に交流を楽しむ姿も見られました。
ツアーに参加した研修員からは、出かけたことのある場所でも今回のツアーで改めて歩いてみると、新たな発見が沢山あったと感想がありました。
  YMCAデスクでは今後も様々な体験を通して研修員同士の交流を深め、日本、横浜を学べる機会を作っていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 野田真由美)