2017年1月28日土曜日

JICAで新年交流会

横浜YMCA 地域交流事業「International New Year’s Party新年交流会」の実施のご報告
 横浜YMCAでは、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々の日本理解を深めるため、地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど相互交流の機会を設けています。
 1月21日に横浜国際センターのレクリエーションルームで新年の交流会を行い、インドネシア(機械・製造工学博士課程)、インド(機械博士課程)、ミャンマー(電気・電子工学博士課程)、アルゼンチン(集団・日系継承教育)、ブラジル6(医用材料と再生医療、集団・日系継承教育)の10名の研修員が参加し、今までプログラムに参加頂いた方や、ホームビジットや着付けに協力してくださったボランティアの方々がご参加下さり、インターンの含め26名程の参加になり、研修員にとっては日本の人と交流する良い機会となりました。
 パーティーでは軽食をつまみながら、研修の内容や日本の文化について話したり、和気藹々と楽しみ、全員参加のゲームコーナーでは、4チームに分かれての日本横浜カルタ・福笑いをしました。
 はじめに、司会者が日本の文化紹介としてカルタについての説明をした後、「着物」「味噌汁」「ポケモン」「ランドマークタワー」など日本と横浜にちなんだカルタを英語で説明を聞いて、内容に合った札をとっていくものでした。英語で札を読んだので、研修員にも日本の参加者にも公平なゲームができ、また、長期研修員は横浜にも詳しくなっている人もいて早いもの勝ちの白熱したカルタ会になりました。
軽食の時間では研修員が福笑いに挑戦しました。最初は顔を完成させようと真面目に配置の指示をしていましたが、回数を重ねるにつれ、わざと違う場所へ指示し、変な顔を完成させようとしたりなど、福笑いお馴染みの遊び方で楽しんでいました。
豚肉や牛肉を宗教上食べられない研修員がいましたが、たこ焼きや焼きそばなどを好んで食べていました。ミャンマーには焼きそばに似た食べ物があると話していました。
 JICAに来て間もない研修員や、すでにJICAでの生活に慣れている日系の研修員、また、ボランティアの皆さんやスタッフ、皆が協力して楽しむ、良い交流の場となりました。
一般参加者からは「研修員の方々と親しく交わる事が出来、数奇で波乱万丈の人生をご語って下さった方もあり、楽しく、また学ぶ事もあり、有意義なひと時を過ごすことが出来ました。」などの感想がありました。
横浜YMCAでは、今後もJICA横浜の研修員の皆さんが楽しみながら日本の文化を知り、交流できる機会を作っていきたいと思っています。
(JICA-YMCAデスク インターン:佐藤 万莉子、職員:石川義彦)

2017年1月27日金曜日

艶やかに着物でフォト!

横浜YMCA地域交流事業「Let’s put on KIMONO and take pictures (着物を着て写真を撮ろう)プログラム」実施のご報告
 横浜YMCA では、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 1月21日にペルー、(植物遺伝資源の多様性保全に関する先端科学教育)、パラグアイ(バイオテクノロジー)、インド(FRIENDSHIP慶応2016博士課程Ⅰ)、ミャンマー(電気・電子工学博士1)ブラジル5(日系継承教育/教師育成)の9名は、ボランティアの皆さんにご協力頂き、着物で写真を撮るプログラムを行いました。
 当日、和室に集合した研修員たちは壁一面に掛けられ色鮮やかな着物や帯を見て歓声を上げました。研修員たちの為にと数日前に、ボランティアの皆さんが着付けに必要な用品一式を和室に用意して下さっていました。
参加した研修員はそれぞれ自分の好みの着物を選び、ワイワイと賑やかな雰囲気の中、ボランティアの皆さんに手伝って頂いて着付けは進んでいきました。和室のあちらこちらから「うっ」や「ふー」など帯の締め付けに踏ん張る研修員の声が聞こえたり、床の物を拾うことが出来ずしりもちをついてしまう人がいたりして、和室は大騒ぎでした。あっという間に着物姿に変身した研修員たちは鏡に映る自分の姿を、嬉しそうに眺めていました。
着付け後は写真撮影会が始まり、あちらこちらでモデルのようにポーズをとる姿が見られました。男性研修員は、「着心地もいいし、侍のようでとても気に入った」と初めて着る本格的な着物に満足している様子でした。日系の研修員は「日本の文化を感じます。色、柄すべてが美しく感動しています」「この着物を毎日来ていた昔の日本人はすごいですね」と話していました。和室での写真撮影の後は1階ロビーへ場所を移し、展示されているひな人形の前や屋外に出るなどして写真撮影の続きを楽しんでいました。
研修員たちは実際に着物を着ることによって日本の文化や伝統をより身近に感じるよい機会となったようです。YMCAではこれからも研修員とボランティアの方との楽しい交流の機会を設けながらお互いに理解を深めることのできるプログラムを実施していきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 野田真由美、石川義彦)

中央アジアから初めてのチャイナタウンへ

横浜YMCA地域交流事業「Beginner's Tour (ビギナーズツアー)」実施のご報告
 横浜YMCA では、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 1月20日に キルギス3、アゼルバイジャン(青年研修中央アジア/コーカサス母子保健実施管理)の4名でビギナーズツアーを行いました。始めは馬車道から桜木町駅周辺を歩いて回りながら、JICA横浜近隣の地理や日本での生活について学ぶウォーキングツアーを予定していましたが、ツアーに参加した研修員から馬車道は何度も歩いているので中華街をエリアに行きたいとリクエストがあり、急遽、中華街を散策するツアーに変更となりました。
 行きは馬車道駅からみなとみらい線に乗り中華街へ向かいました。日本で電車に乗った経験あるものの、地下鉄に乗るのは初めてで、地下深く続くエスカレーターに驚いていました。券売機では機械の操作の仕方や脇にあるボタンの意味、子ども料金についてなどの説明を聞きました。複数の切符をまとめて買えるシステムに「これは便利!」と喜んでいました。
研修員たちの国では駅は屋外のため大変寒く、夜は10時頃には閉まってしまうそうで、日本の地下鉄が温かく、朝は早くから夜も遅くまで利用できることに驚いていました。車内で座席の下から温風が出ていることに気づくと、寒いときに温めてほしい場所が完璧に考えられていると、感動していました。車内で横浜の開港の歴史や中華街の始まりについて説明を受けいよいよ中華街へ。
地上へ出ると目の前に大きな中華街の門が表れ、研修員たちは大興奮でした。インフォメーションセンターで地図を手に入れ、散策が始まりました。キルギスにはチャイナタウンがなく、多くの中華料理店や雑貨店がこれほど集まる様子を見たことがないと話していました。メイン通りは呼び込みをする店員やレストランの大きな看板、金色の飾り物が飾られた土産物店が並び華やかなのに対して、脇道に入ると小さな薄暗い提灯がぶら下がり、どこからともなくニンニクや香辛料の入り混じった匂いがして中華街のすべてが神秘的で面白いと言い、熱心に写真を撮っていました。関帝廟は時間外の為、中には入れませんでしたが外から見える色鮮やかな中国寺院に感動していました。
帰りに石川町駅のスーパーマーケットに立ち寄り、夕方の買い物客で賑わう店内を見学しました。研修員たちは緑茶が体に良いことを知っていて、日本人が普段飲む緑茶をお土産にしたいと探していました。また、ウォッカが有名な国から来ているとあって、日本のお酒にも関心が高く、日本酒や焼酎、ウィスキーのコーナーでそれぞれの原料やアルコール度数の違いについて熱心に聞いていました。特に日本のウィスキーは海外でも評価が高いそうで、友人や家族へのお土産にするととても喜ばれると話していました。
何度も訪れた中華街も研修員の国や文化が異なれば興味の対象も全く異なり、案内する側にとっても毎回新しい発見があります。これからも日常の生活や身近な場所を見学しながら、研修員たちが日本文化に触れたり、学んだりする機会を作っていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 野田真由美)

2017年1月25日水曜日

横浜で新春お茶会

横浜YMCA地域交流事業「New Year's Tea Ceremony(新春お茶会)」実施のご報告
 横浜YMCA では、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 1月15日にミャンマー1(電気/電子工学博士1)、ブラジル2(日系継承教育・教師育成、医用材料と再生医療)の3名と、一般参加者93名とでJICAプラザ横浜にて新春お茶会を行いました。
 お茶会開始時刻の前から多くの一般参加のお客様が列を作ってくださり、予定時刻少し前よりお茶会はスタートしました。お孫さんと一緒に参加してくださった女性は「子どもたちに本物のお抹茶を体験させてあげたい」とおっしゃっていました。初めてお抹茶を体験した子ども達は「苦いけど飲める!」と最後まで飲み干す子がほとんどで、周りの大人たちを驚かせていました。琴の新春の音色を聞きながら、赤レンガ倉庫やベイブリッジを借景にいただくお茶は一般参加のお客様にも好評で、皆さん、ゆったりとした時間を楽しんでいらっしゃいました。
JICA研修員たちも一般のお客様と一緒にお茶会に参加しました。最初にお菓子とお抹茶を頂き、続けて立礼卓でお点前体験をしました。一般のお客様の前でのお点前体験とあって少し緊張していましたが、講師のアドバイスを聞きながら熱心に練習をしていました。
またお茶会では普段、JICAの建物内で茶道体験のプログラムに参加する研修員の様子を大型モニターに映し出して、一般のお客様にも見て頂きました。研修員が真剣な表情でお茶を点てたり、正座でお茶を頂いたりする茶道体験を通して、多くの研修員が日本の文化や歴史について学んでいる姿を見て頂く良い機会となりました。
YMCAデスクではこれからも研修員たちと地域の皆さまと交流し、日本文化を体験できる機会を作っていきたいと思っています。
(JICA-YMCAデスク 野田真由美、石川義彦)

2017年1月21日土曜日

Y.I.C(横浜国際センター)で新春イベント

横浜YMCA地域交流事業「NEW YEAR‘S EVENT&MOCHI TUKI (新春イベント 餅つき)」実施のご報告
 横浜YMCA では、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 1月14日にアゼルバイジャン1、キルギス3、ウズベキスタン1(青年研修中央アジア/コーカサス母子保険実施管理)、インド1(FRIENDSHIP慶応2016博士課程)、ブラジル6(日系継承教育・教師育成、医用材料と再生医療)の12名がJICA横浜のロビーで行われた餅つきイベントに一般の方と一緒に参加しました。 餅つきが始まる前からすでにロビーには多くの一般客が集まり、餅つきを体験する人の列、振る舞い餅をもらう人の列ができていました。
研修員たちも早速列に並び、餅つきを体験しました。係の人の「よいしょ!よいしょ!」の掛け声に合わせて杵を振って餅をつきました。初めて餅つきを体験した研修員は杵が意外と重く、まっすぐ振り下ろすのに苦労していましたが、テンポ良い掛け声に合わせて楽しそうに餅をついていました。振る舞い餅をもらった研修員は「柔らかくて美味しい」とすっかり気に入ったようでした。
餅つき体験の後はJICAプラザ横浜ではゆかたの着付け体験にも参加しました。研修員たちはそれぞれ自分の好みの柄や色のゆかたと帯を選び、着つけてもらいました。初めてゆかたを着た研修員はどこから手を出していいかわからず最初は戸惑っていましたが、帯を締めてもらうと表情も引き締まり、紅白幕の前でポーズをとって写真を撮っていました。日系人の研修員は、簡単に着られるゆかたに興味を持ったようでした。帯も差し込む簡易タイプであれば自分でも着られるので買って帰りたいと話していました。
また、ゆかたの着付け会場の隣で行っていたバルーンアートに挑戦する研修員もいました。係の人に教えてもらいながら風船をひねったり丸めたりして作品を作っていました。
会場のあちらこちらから楽しそうな声や餅つきの掛け声が聞こえ、研修員たちも日本の賑やかな新春の雰囲気を楽しんでいたようです。
YMCAでは今年も様々な日本の季節の行事・文化体験を通して市民と交流し、歴史や文化を学べる機会を作っていきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 野田真由美、石川義彦)

~募金の使途先を学ぶ~

業務会の中で“ミャンマー・ボランティアの旅”の報告会が行われました
 2017年1月20日(金)、本部事務局では、この年末年始(2016/12/26~2017/1/2)に横浜YMCAが開催した、ミャンマーでの巡回診療(小児科・内科・歯科)や、歯磨きや手洗い指導などの公衆衛生に取り組むボランティア・ツアー「第22回 ミャンマー・ボランティアの旅」の報告会を行い、派遣された高村スタッフ(本部事務局)から、ミャンマーの街の風景や生活習慣、食文化の話をはじめ、パテインYMCAや現地の人びとの様子やについて報告を聞き、スタッフ間で学びの時を持ちました。
ミャンマーのYMCAと横浜YMCAとのつながりは、今から40~50年前にさかのぼりますが、ミャンマー人スタッフや医療関係者、また新たな支援者を巻き込んで、いまではパテインYMCAが地域で自立した診療運営を行うまでに成長しました。
高村スタッフからは、現地の人びとと横浜YMCAとの良好な人間関係が伝えられ、横浜YMCAからの募金による運営から、ミャンマーの自主運営に切り替わったあとも、温かい交流が続くようにとの願いが込められた報告となりました。
(本部事務局 募金委員 常盤)