2017年1月27日金曜日

艶やかに着物でフォト!

横浜YMCA地域交流事業「Let’s put on KIMONO and take pictures (着物を着て写真を撮ろう)プログラム」実施のご報告
 横浜YMCA では、独立行政法人 国際協力機構 横浜国際センター(JICA横浜)の海外研修員の地域交流事業を受託し行っています。研修員の方々には日本への親しみと、多くの地域の方々には国際協力や海外への関心を深めて頂くなど、相互交流の機会を設けています。
 1月21日にペルー、(植物遺伝資源の多様性保全に関する先端科学教育)、パラグアイ(バイオテクノロジー)、インド(FRIENDSHIP慶応2016博士課程Ⅰ)、ミャンマー(電気・電子工学博士1)ブラジル5(日系継承教育/教師育成)の9名は、ボランティアの皆さんにご協力頂き、着物で写真を撮るプログラムを行いました。
 当日、和室に集合した研修員たちは壁一面に掛けられ色鮮やかな着物や帯を見て歓声を上げました。研修員たちの為にと数日前に、ボランティアの皆さんが着付けに必要な用品一式を和室に用意して下さっていました。
参加した研修員はそれぞれ自分の好みの着物を選び、ワイワイと賑やかな雰囲気の中、ボランティアの皆さんに手伝って頂いて着付けは進んでいきました。和室のあちらこちらから「うっ」や「ふー」など帯の締め付けに踏ん張る研修員の声が聞こえたり、床の物を拾うことが出来ずしりもちをついてしまう人がいたりして、和室は大騒ぎでした。あっという間に着物姿に変身した研修員たちは鏡に映る自分の姿を、嬉しそうに眺めていました。
着付け後は写真撮影会が始まり、あちらこちらでモデルのようにポーズをとる姿が見られました。男性研修員は、「着心地もいいし、侍のようでとても気に入った」と初めて着る本格的な着物に満足している様子でした。日系の研修員は「日本の文化を感じます。色、柄すべてが美しく感動しています」「この着物を毎日来ていた昔の日本人はすごいですね」と話していました。和室での写真撮影の後は1階ロビーへ場所を移し、展示されているひな人形の前や屋外に出るなどして写真撮影の続きを楽しんでいました。
研修員たちは実際に着物を着ることによって日本の文化や伝統をより身近に感じるよい機会となったようです。YMCAではこれからも研修員とボランティアの方との楽しい交流の機会を設けながらお互いに理解を深めることのできるプログラムを実施していきたいと思います。
(JICA-YMCAデスク 野田真由美、石川義彦)