2017年5月10日水曜日

総主事コラム ブログ 2017年5月

心のままに

朝の空を見上げて
今日という一日が
笑顔でいられるように
そっとお願いした
時には雨も降って
涙も溢れるけど
思い通りにならない日は
明日 頑張ろう (中略)
人生は紙飛行機
願い乗せて飛んで行くよ
風の中を力の限り
ただ進むだけ
その距離を競うより
どう飛んだか
どこを飛んだのか
それが一番大切なんだ
さあ 心のままに365日
(作詞 秋元康)

  4月6日、厚木YMCA子ども館の献堂式が行われ、学童クラブの子どもたちが、この「365日の紙飛行機」を熱唱し、小林厚木市長をはじめ来賓の皆さんに子どもたちの未来への希望を感じる会となった。厚木YMCA子ども館は、保育園を新築移転し、そのあとに学童クラブ、児童発達支援事業が入った。0歳から12歳までの切れ目のない保育と障がいのある子と保護者が共に育ち合う場や地域の子育て支援の充実を目指し、この4月から開設された。
  この歌は、NHK朝ドラ「あさが来た」の主題歌だったが、そのモデルとなった女性実業家の広岡浅子は、晩年、クリスチャンとなり封建時代の中で女性の学ぶ機会への不平等に対して女子教育や青少年教育に力を尽くし、YMCA、YWCAで活躍された。特に、青少年の学ぶ場として、御殿場にある全国YMCAの青少年研修センター東山荘の建設、運営、募金活動等に尽力された。彼女の生き方と子どもたちの歌声から「距離を競うより どう飛んだか どこを飛んだのか それが一番大切なんだ」という言葉が響く。新しい朝、命に感謝し、今日一日、笑顔でいられますように。
(横浜YMCA総主事 田口 努)